やあ筆者だ。
突然ですが「ルパン三世」を知っているでしょうか?おそらく知らない人は少ないんじゃないかなと思いますので、この質問は愚問でしょう。
筆者は小学生〜中学生の頃、近くのビデオ屋さんに行ってルパン三世のビデオを片っ端から借りて毎夜、コンパクトDVDプレイヤーで視聴していたことがあるほど、ルパン三世が大好きです。
今回Amazonプライムビデオで「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」(以下ルパンザサード)という2014年に公開されたルパン作品を観て、20代の社会人に「作品が面白い」以外の別の視点で参考になるなと感じました。
そこで、本記事ではルパンザサード 次元大介の墓標内で登場する「20代社会人で自分の”ポリシー”を作る」ための名言を紹介したいと思います。
ポリシーとは普段から自分が行動指針としているものです。そのポリシーは社会に出て働き始めた初期の頃に意識して確立させることは難しいです。
そんな時に本作品内の名言を参考にしてみて、自分自身のポリシーを確立するヒントにしてみてください。
この記事でわかること
・ルパンザサード 次元大介の墓標内の名言
・ポリシーを確立するための名言
※本記事には作品のネタバレが含まれています。お気をつけください。
※本記事は「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」内に出てくるセリフを参照元としています。

文筆家
たくしん
takushin
プロフィール
- 野球歴13年 小学〜大学まで
- 主にキッチン、接客、フィットネスインストラクターのアルバイトを経験
- 吃音症歴20年
- オートローン会社(金融業界)に1年半在籍
- スーツ生地メーカーのオーダースーツ販売店に約4年在籍
- 百貨店販売員経験あり
- 読書を月10冊ほど
- 筋トレ歴約7年
- 文章を書く時に一番饒舌になるタイプの人間
ルパンザサード 次元大介の墓標とは
ルパンザサード 次元大介の墓標とは、モンキー・パンチ原作のアニメ「ルパン三世」のスピンオフ作品の一つです。
普段テレビや映画でやるルパン三世とは毛色が少し違い、よりハードボイルド感があり、描写も大人なシーンが多く挿入されています。
今回はルパン三世の相棒である「次元大介」にスポットを当てた作品となっています。
ハードボイルドさが普段よりも増していることから、大人として学べる名言が多い印象がありました。
気になる方はまず作品を観てみると名言をみてシーンを想像しやすいです。
この作品から学べる名言

本作品からは記事冒頭でもお伝えしましたが、「自分のポリシー」を持つことの”強さ”、”かっこよさ”を学ぶことができる名言が多いです。
本作品に出てくる名言を知ることで、これから創られるであろう「自分のポリシー」の参考になると考えます。
以下の名言を参考にしてみてください。
“お祭り気分”、”愉快な気持ち”、”勝利”、パセリの花言葉さ。あとは”死の前兆”
次元大介の墓の前でのルパンとの会話のシーンでいうルパンのセリフです。
パセリの花言葉を知っていることにシビれます。
「博識である」ということは、かっこよさを感じる。そんなことに気がつくセリフです。
世界一のガンマンは2人いらない。
これまた次元大介の墓の前でのルパンとの会話のシーンで次元が言うセリフです。
「世界一のガンマンは俺一人で良い」
このようなプライドとも言いますか、こだわりとも言うか、次元の中での「譲れないこと」を感じ取れるセリフです。
何だ?同じスーツばかりじゃねぇかプラダか次元も同じようなもん着てんだろ?俺はジバンシイからフェンディまで幅が広い。ああ、そう。
今回の敵である”ヤエル奥崎”の根城のようなところにてルパンと次元の会話のセリフです。
同じスーツを揃えているというこだわりが、ヤエル奥崎自身の”ポリシー”を感じられるセリフになっています。
これに対して次元は幅広いブランドのスーツを着ていることを言っていますが、これは一見、こだわりがないように思えますが、その逆です。
着ているスーツのブランドを記憶しているということは、そこに”こだわり”があるからです。次元もヤエル奥崎と同様に「自分が身につけるもの」に対してポリシーがあることが汲み取れます。
それに対して、ルパンは興味がない様子。

こりゃ分が悪い。ひとまず出直すぞ
次元とヤエルの一騎打ちの際に、ヤエルに負けた時のルパンのセリフです。
「ここは引いた方が良い」と場の感覚で感じたのかもしれませんが、ルパンの中で「この状況になったら引く」という”基準”をもっているのではないでしょうか。
このような自分の中で”一線を引く”ことは自分のポリシーを創るときに参考になるのではないでしょうか。
だったら行くしかねえな。待て、飛び出せばやつの餌食だ。簡単に言うんじゃねえ、ここで死ぬわけにはいかねえんだ。俺を信じろって次元。
ヤエルとの一騎打ちに敗れ、逃げている最中に行き着いた埠頭のシーンにて、追い込まれたルパンと次元との会話です。
他人に命を預けろと言う意味を含めた「信じろ」を言うにはそれ相応の”自信”がなければなかなか言えません。
この自信は「行動」と「準備」からきていることが後から分かります。
この他のルパン作品でもルパンは先の先を読み、そのために準備や行動をしています。これは現実でも大切なことです。特に仕事をしていると、直感だけでは乗り越えられないことが出てきます。
「信じる」ことの裏側にある「労力」を知ることができる名言といえます。
お前が銃の達人だってことはよく分かった。でも俺に言わせりゃな、お前自身が銃そのものだ。誰かに依頼されて引き金を引いてもらわなきゃ弾を撃てねえただの道具さ。
追い込まれて行き着いた埠頭で次元が撃たれたシーンにて、ルパンとヤエルのやりとりの中でルパンがヤエルに対して言うセリフです。
これは「誰かの指示でしか動けない」ということを指摘するセリフですが、「信念や意志がない」とルパンは言いたいのではないでしょうか。
どんなに技術があっても、どんなに能力があっても、そこに人としての「信念」「意志」がなければ、道具と変わらない。強い言い方ではありますが、これも普段の現実生活でも言えることではないでしょうか。
どんなに能力が高くても指示されたことしかやらない、そこに熱量や意志がなければ、それらを持つことで得ることができる楽しさや気持ちよさ、嬉しさなどを感じることができず、指示以上のことはできないのです。
「意志」「信念」をもつことを大事にしたいと思わせるセリフです。
約束どおり助けに来たぜ
ルパンが囚われの身となっていた藤子を助けに来た時のセリフです。
「約束は守る」シンプルですが、大事なルパンのポリシーを感じられる一言です。
なぜ危険を冒してまでこの国で歌う?そういうあなたは?なぜこの仕事を?ごめんなさい、私は信じたいの東西で争う人々を歌でなら救えるって。いい度胸してるな、敵の懐に飛び込んでまで歌おうなんて。
クイーン=マルタと次元の会話のセリフです。
この後クイーン=マルタは暗殺されてしまいますが、暗殺されてしまうかもしれないとわかっていても、自分の中の信念・正義を貫く。というマルタの強い想いを感じることができるセリフです。
このやりとりの後、次元はマルタのマネージャーから勝手にクビにされてしまいますが、密かに護衛を続けます。
これは、次元がマルタの意志に惹かれたからではないでしょうか。
強い信念や意志を持つことの大切さや影響力をこのセリフから感じ取ることができます。
“目には目を歯には歯を”といこうじゃねえの、チャンスは一度きり、あいつが俺を仕留めるか、俺があいつを仕留めるか、勝負だ。
ルパンが次元の墓の前で藤子との会話で言うセリフです。
強い”覚悟”を感じられるセリフです。
「ここぞ」という場では、覚悟を決めて立ち向かう必要があるということを感じられます。
お待たせしました。おっありがとさん。
ウェイターとルパンのやりとりです。
ちょっとしたやりとりですが、ルパンの高潔さを感じられます。
現実だとカフェでウェイターに商品を持ってきてもらった時に「ありがとう」と言えない人もいます。それは、「お金を払っているのであるから当たり前」という思考が念頭にあるからです。
ですが、ルパンはお金を払った上で、ウェイターにも”お礼”をしっかりと伝えています。
「誰にでも敬意を払う」そんなポリシーを見つけることができます。
お前が初めに俺たちを狙撃した時、どうも妙に思ったんだ。なぜ建物と建物の陰から飛び出す次元を絶妙なタイミングで狙撃できたかってな。
ヤエルとルパンのやりとりでルパンがヤエルに言うセリフです。
このセリフで筆者が感じたのは、ルパンはいつでも「なぜ?」を考えているということです。
ヤエルの狙撃についてだけではありません。なぜ警察の動きが良いのか、なぜ安全な国と言われているのか、自分が違和感を抱いたことに対して「なぜ?」という疑問符をおいています。
このセリフから普段から物事を”鵜呑みにしない”ことの大切さを学ぶことができます。
「撃たれたのは狙撃が上手いから」ということもできたはずですが、それをしなかったのは普段から「物事には背景があること」をわかっているからではないでしょうか。
「注意深く思考する」大切さというポリシーを得ることができます。
殺し屋としての自信が唯一の隙だったってわけだよ
ヤエルとルパンのやりとりでのセリフです。
「プライドが隙になる」ということを暗に言っているセリフです。プライドは時に必要になってくる状況はありますが、逆にプライドが柔軟な判断を阻害してしまうことがあることを教えてくれます。
プライドをもつことは決して悪いことではありませんが、もちすぎてしまうと判断を鈍らせるということを覚えておきたいですね。
お前がどれだけ軽い銃を使おうが知ったこっちゃないが、俺に言わせりゃロマンに欠けるな。
ヤエルとの一騎打ち時の次元のセリフです。
まさに次元の「ポリシー」がみえてくるセリフです。
次元にとって銃というのはロマンであり、譲れないことだということが感じ取れます。
次元のような”譲れないもの”をもちたいものです。
お偉いさんの考えることは理解できねえ。簡単な話じゃない、みんなお金が大好きってこと。
ルパン、次元、藤子のラストシーンでの会話です。
物語を通して「金」に囚われてしまった人間がすることのおそろしさをルパンたちは目の当たりにしています。
物語をみて、このセリフを聞くと、「金」よりも”大事なもの”を自分の中にもっておきたい。そんな気持ちにさせてくれました。
俺はただ、うまいタバコが吸いてえだけだ。そりゃ気が合うね。
ルパンと次元のラストシーンでの会話です。
「自分は何がしたいのか」ということを示した次元のセリフ。平和を願うクイーン=マルタに感銘を受けましたが、その後暗殺されてしまうというやるせない出来事があり、その事件を公にしたことで、マルタの無念を晴らすことができ、「うまいタバコ」になったのだと考えられます。
「マルタの無念を晴らすことができた」それを「うまいタバコが吸いてえだけ」という遠回しに言うのも何ともかっこいいです。何と言っても、「自分が実現したいこと」が明確であるが故、実現後に達成感を味わっているという描写も良いです。
次元にとっては「マルタの無念を晴らす」ことが実行したかったことなのでしょう。
次元のように「実行したいこと」を明確にもちたいと思わせるセリフです。
ルパン作品は自分の”ポリシー”を見つけるのに参考になる作品
今回は「ルパンザサード 次元大介の墓標」に登場する名言を紹介しましたが、参考になる名言はありましたでしょうか?
ルパン作品は本作だけではなく、他の作品でも名言があります。これらの名言は、生きる上で大事にしたい「ポリシー」を見つけるのに参考になります。
ぜひ本作品が気に入っていただけたら、他のルパン作品も観てみてください。
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