おっす筆者だ。
会社の宴席だったり、プライベートの飲み会などの「お酒を飲む機会」というのは大人になればなるほど増えますよね。
ただ、中には「お酒を飲めない」という人もいると思います。ちなみに、筆者も飲めません。
それでも、会社という組織や、プライベートでは友達というコミュニティでは、「飲み会」たる「お酒をみんなで飲む場」に行かなければいけない時があります。
そんな時に「お酒を飲めない人は相手に失礼にならないようにどうお酒を断れば良いのか?」という疑問を解消するために今回は「お酒を飲めない人の失礼のない断り方」を紹介していきたいと思います。
飲み会の場で「飲み会の和気あいあいとした空気を壊したくない」そんな人にぴったりの記事となっています。
この記事でわかること
・お酒の失礼のない断り方
・お酒の失礼のない断り方のニュアンス
・お酒を断って相手はどう思うのか?

文筆家
たくしん
takushin
プロフィール
- 野球歴13年 小学〜大学まで
- 主にキッチン、接客、フィットネスインストラクターのアルバイトを経験
- 吃音症歴20年
- オートローン会社(金融業界)に1年半在籍
- スーツ生地メーカーのオーダースーツ販売店に約4年在籍
- 百貨店販売員経験あり
- 読書を月10冊ほど
- 筋トレ歴約7年
- 文章を書く時に一番饒舌になるタイプの人間
少し無理してでもお酒を飲むべきなのか?
会社の飲み会や、プライベートでの飲み会の時、お酒を全く飲むことができなくても、少し無理してでも飲むべきなのでしょうか?
この答えは「全くそんなことはない」といっていいでしょう。つまりは、「飲めないのであれば、無理して飲む必要は全くない」ということです。
最近では以下のような「若者のアルコール離れ」についての記事が出ているように、体質的に「飲めない人」がいることや、飲んで話すよりも、純粋なコミュニケーションを求めている人が増えているという認知度が広まっています。
ですので、お酒を断ったとしてもそこで、無理に勧めてきたり、場がシラけるなんてことは段々と減っている傾向にあると言えます。
筆者もお酒を飲むことができませんので、会社の飲み会の場やプライベートの飲み会の時はお酒を断っています。それに伴い、「相手が不快になる」なんてことは今までありませんでした。
以上により、お酒を飲めなければ、無理に飲む必要はないということが言えます。
では、それを踏まえて「どう断れば相手に失礼にならないか」ということを紹介していきたいと思います。
参照元:ダイヤモンドオンライン「若者のアルコール離れ」は本当だった!“飲酒嫌い”の若年層に人気の飲み物とは?
お酒飲めない人の失礼のない断り方
それでは、実際にお酒を飲めない状況での飲み会の時に「どういう文言」で相手の酒の誘いを断れば良いのか、具体例を出していきたいと思います。
以下の3つの断り方を参考にしてみてください。
①正直に飲めないことを言う
②どういう体の変化が起きるのか言う
③現状の体調を理由にする
①正直に飲めないことを言う
お酒を飲めない場合、飲み会の場で相手に酒を勧められたら「正直に飲めないことを言う」というのが相手に失礼にならない断り方の一つと言えます。
ここで、「相手に不快に思われないようにしよう」と過度に思ってしまうと、ついつい”嘘”で断ろうとしてしまいますが、これは結構悪手なので、気をつけた方が良いです。
嘘で断ると、その後の飲み会でもその嘘をつき続けないといけません。もし、その嘘がバレてしまったら、無理にお酒を強要されてしまう可能性がありますし、相手の信頼を失ってしまい、その後の人間関係に悪影響を及ぼしてしまうということも考えられます。
現代では前項でお伝えしたとおり、「お酒を飲めない人がいる」という認知が広まっており、お酒を無理に進めるのは「アルコールハラスメント」とも呼ばれ、禁じられている時代です。
ここは、素直に「飲めません」と言った方が、相手の理解も得られますし、「飲めない人」というキャラが相手の記憶に残り、その後も無理に勧めてくる可能性は低いです。
正直に”お酒飲めません”と言ってみるのは一つの手です。
②どういう体の変化が起きるのか言う
相手にお酒を勧められたら、お酒を飲むことで自分の体が「どういう変化をしてしまうのか」という理由を言って断るというのも相手に失礼にならない断り方の一つです。
・お酒を飲むことでじんましんがでてしまう
・目眩がしてしまう
など
自分の体に良くない反応が出てしまうから、お酒は飲まないようにしているということを相手に伝えることで、相手も「それじゃあダメだね」と素直に理解をすることができます。
これは仕事でも使えますが物事の”理由”を明確にすることで「説得力」が増すために、相手を納得させることができる手法と同じです。
お酒を飲めない理由をハッキリと伝えることは、相手に自分の情報を開示しているという”自己開示”を行うことでラポール形成(信頼形成)ができるという心理的作用にものっとった良い断り方と言えます。
相手に失礼に思われないためにも「お酒を飲めない理由」で断ると言うのも良い方法です。
③現状の体調を理由にする
現状の体調を理由にお酒を断るというのも相手に失礼にならずにお酒を断ることができる断り方の一つです。
お酒は当たり前ですが、体調不良の時はあまりよくないと普通に考えれば分かりますよね。
この”普通の思考”を利用するのがこの断り方のポイントです。
例えば、その日、疲れをすごく感じている時であれば、これを嘘ではなく、”誇張”してお酒を断る理由にします。
・今日はなんだか体がだるくて、頭が重いのでお酒は控えます
など
このように、自分の「体調が良くありません」と相手に伝えることが大切です。そして、お酒は体調不良の時は控えた方が良いという”普通の思考”にのっとって、相手に納得してもらうというのがこの断り方の流れです。
ただ、この断り方で、自分の体調を誇張しすぎると「じゃあ帰った方が良い」となってしまう場合があるので、塩梅には気をつけないといけません。
また、この断り方の欠点は「瞬間的なもの」という部分です。その日の体調不良で断ってしまうと、「じゃあ別の日だったら飲めるね」という考えに相手がなってしまい、この日は断れても次の飲み会の機会では断りきれないなんてことが起きてしまいます。
ですので、この断り方は、その後の継続がなさそうな「一時的な飲み会」の時に使える失礼のない断り方と言えます。
お酒の失礼のない断り方を伝える時のニュアンス
会社の飲み会や、プライベートの飲み会の時に、お酒を勧められた時の断り方として、前項で紹介したのはお酒を断る「理由」「文言」です。
しかし、相手に失礼にならないようにお酒を断るためにはもう一つ必要な要素があります。
それが「断る時のニュアンス」です。
これがかなり大切です。
心理学で「メラビアンの法則」というものがありますが、これは「見た目や行動に矛盾があった場合、どちらの情報を優先させるか」という心理的作用の研究ですが、ここでは、”見た目”からの情報が一番重視され、次に”聴覚情報”が重視されるという結果が出ています。
このことから、伝える文言だけではなく、断る時の「見た目」や「聴覚情報」が大切になってくると言うことがわかります。

お酒を飲めない時の相手の勧めを断る時のニュアンスは以下の3つを参考にしてみてください。
・申し訳なさを出す
・飲めなくて残念感を出す
・明るく断る
申し訳なさを出す
相手のお酒の勧めを断る時には、前項で紹介した断る文言、理由に合わせて「申し訳なさ」を出してみてください。
筆者がよくやるのは
・顔を伏せる
・険しい顔をする
・何度も会釈をする
・言葉で”すみません”と言う
の4つです。
これをやると、相手に「飲めなくてすみません」ということを暗に伝えることができ、相手も「しょうがないか」「飲めないなんて気の毒だな」という思考になり、不快感を抱かずに”飲めない”ことを了承してくれます。
飲めなくて残念感を出す
相手のお酒の勧めに「飲めなくて残念感」を出すと言うのもポイントです。
これも「申し訳なさ」を出すということと似ていますが、「すみません」は使いません。
・姿勢を正す
・顔を伏せる
・「飲めればよかったです」と言う
・悔しい感じを出す
このような言動をすることで、「お酒を飲めず、相手と同じ状態になれないことが残念でならない」ということを伝えることができます。
大事なのは心から「相手とお酒が飲めなくて残念だ」と思うことです。心から思うことで、自然とその気持ちにあった言動をすることができますし、”フリ”のような違和感を相手に与えることがないので、相手にも誠実にその気持ちを伝えることができます。
明るく断る
お酒を断る時に、「明るく断る」というのもポイントです。
これは「その場の空気を崩さない」ようにするためにとても重宝する断り方です。
会社飲み会の場、プライベートの飲み会の場それぞれに共通するのは「飲み会は明るい雰囲気」ということです。もちろん、二人でしんみり飲むという飲み会もありますが、大人数で行われる飲み会は基本的には明るい雰囲気であることが多いです。
この時に、お酒を飲むことができず、お酒を断る時に暗いテンションで「飲めないんですよね」と伝えてしまうと、「ああ、そうだったのか、ごめんね」と明るい場に水を刺してしまい、なんだか申し訳ない感を感じてしまうことがあります。
このように相手のテンションにギャップを与えないようにするためにも、「明るく断る」というのが相手にお酒の断りを自然に受け取ってもらえることに繋がります。
お酒を断る時は「その場に合わせたテンションの明るさ」も意識してみてください。
お酒の失礼のない断り方例文
次に現状、「どう断ろうか」と悩んでいる人に、すぐに使えるお酒を断る時の文言の例文を紹介していきたいと思います。
すぐに使えるように以下にまとめてみました。
「申し訳ないのですが、自分お酒が飲めなくて…。」
→申し訳ない感を出しながら、正直に飲めないことを伝える
「せっかく勧めていただいたのに申し訳ありませんが、私、お酒を飲むと体中じんましんが出てきてしまうので、お酒は控えておりまして…。」
→勧めを断ることに申し訳ない感を出し、体の変化を理由に断る
「今日はなんだか体調が優れなくて、残念ですが、今日のところは飲まないでいかせていただきます」
→その日の体調の具合を理由に断る。その時に話せる機会にお酒を飲めないことに残念に思っていることを文言で伝える。
「いやーすみません!お酒、全く飲めないんですよ!」
→場の明るさに合わせて、「お酒を飲めないこと」が笑い事かのように相手に正直に伝える。
やってしまうと場を崩す恐れがある断り方
これまでは「相手に失礼にならないお酒の断り方」を紹介していきましたが、逆に「やってしまうと場を崩す恐れがある断り方」を紹介し、「これをやらなければ場を崩さない」ということを明示して、「場を崩してしまい、居心地の悪い最悪な雰囲気」という恐ろしいシチュエーションを避けることができるようにしていきたいと思います。
・無感情で断る
・キレる
・相手を傷つけるようなことを言う
無感情で断る
無感情で断ると相手は「悪いことをしてしまった」と感じやすいです。
例えば
・お酒飲めないんで
・お酒飲めません
という文言を無表情で言ってみると、かなり冷酷なイメージを感じやすいと言うことがわかります。
これはまさに、「場の雰囲気とのギャップ」が生じることから、相手に不快感を与えかねない断り方と言えます。
キレる
お酒を断る時に「キレる」のは非常に悪手です。
会社での飲み会やプライベートの飲み会で大勢で飲み会をする時に、お酒を何回か勧められた時に、「何回も言っているのに伝わらない」からといって、「飲めないって言ってるでしょ!」とキレると場を凍りつかせることになります。
ただ、これは良い手である場合もあります。
あまりにも酒を飲むことを強要されている時にはこの”キレる”という断り方が「相手にわからせる」という意味で良い方法です。
ただ、キレるとその場を凍りつかせてしまうということは頭に入れておいた方が良いでしょう。
相手を傷つけるようなことを言う
お酒を断る時に相手を傷つけるようなことを言うのは避けた方が良いです。
例えば
・お酒勧めてくる人嫌いなんですよね
・今の時代お酒を勧めるのはどうかと思いますけどね
・飲めないの知っててやってますか?
など
相手がどんな気持ちでお酒を勧めてきたのかわかりません。あなたが飲める人だと思ってのことかもしれませんし、良心での行動かもしれません。
なのに、このような強い言葉でお酒を断ったり、相手が嫌な気持ちになるような断り方をすると、相手の心を傷つけることになってしまいます。
また、その飲み会の場も嫌な空気が流れてしまうおそれがあるので、「相手が言われて嫌に思うだろうな」と考えられる断り方はしない方が良いです。
お酒を断ると相手はどう思うのか?
お酒を飲めない人のお酒の断り方という、「お酒を断る人」に焦点をあてて解説していきましたが、逆に「お酒を勧めて断られる相手」目線に立って、断られた相手はどう思うのか?について想定していきたいと思います。
全く問題ない「飲めない子」なんだなと思う
本記事の冒頭で、「若年者のアルコール離れ」の話をしましたが、このように「アルコールがダメな人」が世の中で多いということが、ネットを通じて認知度が広まっています。
ですので、お酒を勧めて断られたとて、「なんで飲めないんだ!」と思う人は減っていると考えられます。
参考元:CNETJapan 【世代別調査】20代の本音:対面コミュニケーション『重要』59%~効くのは連携・緊急・初対面~(法人携帯マッチングサイト一括.jp調べ)
場に合わせられない子なんだな
これは筆者も紹介していて嫌な気分になりますが、考えられるお酒を断られた人の気持ちです。
おそらくこのような人は、「自分は若い頃、その場のノリでやってきた」という自負があるのでしょう。その自分の経験を重ねた時に、自分の経験通りできない子はダメな子だ。というレッテルをはってしまうのです。
ですが、今は時代も進んでおり、情報が広まるのも早いです。これによりお酒に対する認知も変化してきており、飲み会で業務上に支障がでることはやめようというような認知も広がっています。
たとえ、このように思われたとしても、こう言うような人もいずれは現役引退しますので、気にしなくて良いでしょう。
なんとも思わない
このような人は特に断られても「そうか」で終わります。
その後も特に気にした様子などもみられないことが多いです。
お酒を断られたからといって何か思うことがない人であり、「お酒」に対してそこまで重要視しておらず、お酒がなくともコミュニケーションを取れると思っていることがあります。
さいごに
今回は「お酒を飲めない人のための失礼のないお酒の断り方」を紹介していきました。
筆者自身、お酒を飲めない人ですので、今回の記事は筆者の経験も含めて書かせていただきました。
個人的にはお酒を飲まずとも飲み会の場では十分なコミュニケーションをとることができますし、相手と親密な関係に発展することもできると考えています。
今回は筆者と同じようにお酒を飲めないけどどうやって断れば良いかわからないと言う人に役に立てば幸いです。
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