・嫌いな上司、先輩に報連相をしたくない
・むしろ会話をしたくない
・報連相をしないことで自分の評価が下がるのが嫌だ…。
会社には色々な人がいます。その中で、「嫌な上司・先輩」がいるときがあります。
嫌な人とは極力、接点を持ちたくないですよね…。ですが、仕事上、自分が抱えている仕事の共有のため、嫌いな上司や先輩に報連相をしなくてはいけません。
今回は、嫌いな上司・先輩への報連相の方法を例文を合わせて解説していきたいと思います。
本記事では
・嫌いな上司、先輩への報連相の仕方
・具体的な報連相の例文
・報連相の影響
この3つを知ることができます。ぜひ仕事の参考にしてみてください。
申し遅れました、会社では苦手な人が必ず一人はいる、たくしんです。
内向型人間
たくしん
takushin
詳しいプロフィール
インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。
バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。
今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。
嫌いな上司・先輩に報連相をする方法
嫌いな上司・先輩に報連相をする方法は2つあります。
①社内オンラインを駆使する
②仲の良い同僚や先輩を通して報連相を行う
それぞれ解説します。
社内オンラインを駆使する
社内オンラインというのは「LINE」や「メール」といったものです。
つまり、文章で報連相を行うということです。文章で報連相を行うことで、メリットがあります。
メリット
・報連相の記録が残るからやったやらないにならない
・直接話さなくて良いのでストレスが少ない
オンラインで連絡を取ると相手の感情や嫌な人と会話するというストレスから開放されます。さらに、仕事としても記録が残り、自分の身を守る証拠を得ることができ安心ということです。
ただ、オンラインを駆使するに当たり気をつけなければいけないポイントがあります。
気をつけるポイント
・送っただけで終わらせないようにする
・伝わる文章を書く
送って終わりにしていると、「俺はこんなの知らない」と理不尽に怒られる可能性があります。そのため、一言「お手すきのときに見ていただけると幸いです」と口頭で伝えると相手も機嫌を害すことなく受けるでしょう。
文章で報連相をする場合、物事を整理して伝えることが大切になってきます。「これではわけがわからない!」とならないように頭の中を整理してから報連相することが大切です。
仲の良い同僚や上司、先輩を通して報連相を行う
間接的に報連相を行うことで、嫌な上司や先輩と接するときに感じるストレスを軽減するという方法です。
仲の良い同僚や上司、先輩であればストレスなく報連相を行うことができます。
仲の良い同僚や上司、先輩を通して報連相を行うメリットとしては
メリット
・嫌な上司や先輩と直接接して感じるストレスを回避できる
・報連相はできているので仕事にも支障が出にくい
ただし、この方法ではかなり大きな注意点があります。
仲の良い同僚や上司、先輩を通して報連相をするときに気をつけること
・嫌いな上司が直属の上司であれば反感をかいかねない
・全ての報連相を仲の良い同僚や上司、先輩に行うのではなく、嫌な上司、先輩にも2割くらいは報連相を行う
嫌いな上司や先輩が直属であると、「なぜ直属の上司に報連相をしないのか」という反感をかうことになります。そうならないためにも、2割くらいは報連相をやってあげた方が反感をかいにくくなります。
嫌いな上司や先輩が本当にストレスであれば、一度、仲の良い同僚や上司、先輩に相談することも一つの対処法です。
報連相の例文
それでは嫌な上司、先輩への報連相の方法の例文を紹介したいと思います。
社内オンラインでの例
仕事の報告をする時
「〇〇さんお疲れ様です。私が担当している仕事が進捗率50%まで終わりました。現状〇〇に取り組んでいます。今後は〇〇のような動きをしていきたいと思います。お忙しい中大変恐縮ではありますが、ご周知のほどよろしくお願いします。」
➡仕事の進捗を報告する際の例文
・現状取り組んでいる仕事の進捗を的確に報告する
・今後どうするのかも伝える
・相手を思いやった文言「お忙しい中〜」を入れる
仕事の連絡をする時
「〇〇さんお疲れ様です。お忙しい中ご連絡失礼いたします。◯月◯日に営業部で〇〇さんの送別会を企画しております。その際に、〇〇さんへのプレゼントをお渡ししたく、ご参加する皆様に3,000円をいただく予定であります。大変恐縮ではありますが、当日、参加費とは別に3,000円をご用意していただけると幸いです。」
➡仕事の飲み会のアナウンス
・冒頭に気遣いの文言「お忙しい中〜」を入れる
・「大変恐縮」などで下からでる
仕事の相談をする時
「〇〇さんお疲れ様です。お忙しい中大変恐縮です。たった今、先方と連絡の行き違いで〇〇のようなトラブルが起きております。このようなトラブルは初めてで、どう対応すればよいのか分かりません。〇〇さんのご教示をいただけますと幸いです。」
➡仕事のトラブルの時
・「あなたを頼っている」という相手の自尊心を満たしてあげる
・何かを教えてもらいたいときには「ご教示」が有効
仲の良い同僚や上司、先輩を通して報連相を行う例
仕事の報告をする時
「〇〇さんすみません、今お時間5分ほどよろしいでしょうか?昨日〇〇さん(嫌な上司先輩)からお受けした仕事が終了しましたので、大変お手数ですが、〇〇さん(嫌いな上司先輩)にお伝えしていただいてもよろしいでしょうか?」
➡嫌いな上司先輩から受けた仕事が終わったことを伝える時
・「なんで直接伝えないの?」と聞かれたら、嫌いな上司先輩ということを相談するきっかけになる
・最初に時間を取らせてしまい申し訳ないという配慮の言葉を入れると良い
仕事の連絡をする時
「〇〇さんすみません、〇〇さん(嫌いな上司先輩)に連絡できないので、〇〇さんに連絡させてもらってもよろしいですか?お手数でなければ、〇〇さん(嫌いな上司先輩)にお伝えいただければ幸いです。電車が遅延しており、会社に戻るのが10分ほど遅れてしまいます。すみませんが、よろしくお願いします。」
➡帰社が遅れることを連絡する時
・嫌いな上司先輩にはメールやLINEで伝えておく
・どうしてほしいのか(この場合は”嫌いな人に代わりに伝えてもらう”)を言う
仕事の相談をする時
「〇〇さんお忙しい中すみません。お客様からのクレームについてご相談があります。この場合、どのような対応をした方がよろしいでしょうか。ご教示いただければ幸いです。」
➡お客様からのクレームがきた時
・嫌いな上司先輩に相談する必要のないものは仲の良い人に相談する
・どうしても嫌いな上司先輩に相談しなければいけないものは要点をまとめて簡潔に質問する
嫌いな上司・先輩との付き合い方
そもそも嫌いな上司・先輩とはどう付き合っていけば良いのですか?
そうですよね。嫌いな人と仕事をするのはかなりストレスがかかることです。なるべく、ストレスを受けないような付き合い方は4つ考えられます。
・コミュニケーションも”仕事”と割り切る
・指示・アドバイスは即実行即報告
・良い面を見るようにする
・頑張って付き合おうとしてダメなら転職もあり
コミュニケーションも”仕事”と割り切る
仕事において切っても切り離せないのは「コミュニケーション」です。
コミュニケーションを取ることで関係性を深めることができます。なので、嫌いな上司先輩とのコミュニケーションは「お金をもらってやっている仕事」だと割り切ってしまうことで、気持ちもいくぶんか楽になります。
コミュニケーションを行っていれば次第に関係性も良好になる可能性があり、仕事も円滑にできるようになります。
指示・アドバイスは即実行即報告
嫌いな上司先輩から何か指示やアドバイスをもらったら、とにかく即実行をしてみましょう。即実行をして即結果報告をすることで「素直に聞いてくれていい子だな」と印象付けることができます。
さらに、言われたことを確実にすぐこなすという信頼形成にも繋がります。
あなたへの態度も変わるかもしれません。
良い面を見るようにする
人間誰しも一つは良い面があるものです。
嫌いな上司や先輩にも良い面があります。
「人が出るときに扉を開けておいてくれていた」
「話を聞くときに身体全体をこっちに向けてくれた」
小さい良い面を見るようにすることで、嫌いな上司や先輩の印象が少しかわり、受けるストレスも軽減されます。
頑張って付き合おうとしてダメなら転職もあり
今まで紹介してきたことや、自分なりに頑張ろうと嫌いな上司や先輩と付き合っていても、結果、ストレスを多く抱えているままであるならば「職場を変える」ということも視野に入れたほうが自分のためでもあります。
ストレスはじわじわと体を蝕みます。
私も人間関係のストレスで胃の異常など体を壊しました…。
社外に出るのは不安だと思いますが、体があるからこそ働くことがデキるのも事実。思い切って転職をするのもありです。
嫌いな上司・先輩と付き合う時の考え方
嫌いな上司・先輩と付き合うときに
「行動を変えるのは大変…。」
と思ってしまう方もいるかもしれません。そんなときは「考え方」を変えることで嫌いな上司、先輩とうまく付き合えることができます。
自分の身を守るためにも仕事のみする
「仕事はあくまでも生活するための手段」ということを念頭におくことで、会社関係の人との関係性に一線を引くことができます。
過度なコミュニケーションをする必要がなくなるので自然と人間関係のストレスは減っていきます。
ただ、コミュニケーション不足で仕事の円滑性や働きやすさに影響を及ぼす可能性がありますので、うまく密にならない程度のコミュニケーションは必要と言えます。
上機嫌を意識する
不機嫌であることで周囲を不快にしてしまう可能性があります。
嫌いな上司や先輩の中に「不機嫌である」から嫌いになったという人はいませんでしょうか?
そうした嫌いな上司や先輩と同じ行動をしないように、できるだけ上機嫌であるように周囲にも明るさを与える存在になるようになることが一つの方法です。
自分は同じことをしないように注意する
機嫌の話と通じますが、嫌いな上司や先輩と同様の土俵に立ってしまってはいけません。
嫌いな上司や先輩は理由があって嫌いになったのです。
あなたも嫌いな上司・先輩と同じ行動をしないように心がけることであなたの今後の人生にも良い影響を与えることができます。
一生関わるわけではない
嫌いな上司・先輩とは一生関わっていくわけではありません。
この先何十年もずっと一緒という夫婦みたいな関係であれば地獄に感じるでしょう。ですが、嫌な上司・先輩とはいっときの関係です。
「この嫌な時間は一瞬だ」
ということを念頭に置くことで次第にストレスも緩和していきます。
筋肉でねじ伏せる(頭の中で)
これは筋トレをやっている人限定にはなりますが、ストレスを回避する良い考え方です。
筋トレをしている人ならわかると思いますが、筋トレを長く続けていると人間の体重ほどある重りを使ってトレーニングすることになります。
すると、嫌いな上司・先輩を下手したらトレーニングの重りとして使うことができるのです。
「そんなこと言ってっと持ち上げるぞこのやろう」
と頭で考えることで「こんな重り野郎の言う事聞き流そう」とストレスを受け流すことができます。
嫌いな人がいることに嫌悪感を抱かない
嫌いな上司・先輩がいることに対して自分に嫌悪感を抱いてしまう人がいます。
「自分はどうして人間関係が苦手なんだろう…。」
「社会人なんだから人ぐらいで落ち込んでいられない!」
そんな自分に対してストイックな人がいます。
ですが、嫌いな人がいることなんて当たり前です。「みんな大好き!全員友達!」っていう人を見たことありますか?
人間なんて色々な人がいるのですから、嫌いな人の1人や10人いることなんて普通です。
僕も嫌いな人めちゃくちゃいるぞ!
社会人であるからと言って、嫌いな上司・先輩がいることに嫌悪感を抱かなくても大丈夫です。
報連相を怠ると起こること【マイナス】
ちなみに、報連相を怠ることでマイナスなことが起こります。
紹介する例は私が実際に体験したものですので、ぜひ参考にしてみてください。
①報連相を怠ることで上司・先輩に怒られる
②報連相を怠ることで顧客が悲しい思いをする
③報連相を怠ることで信頼が失われる
①報連相を怠ることで上司・先輩に怒られる
私が社会人1年目の時に上司への仕事の報告を怠ったことで、めちゃくちゃ怒られました。
報告を怠った仕事内容がお金に関することだったので、あれだけ怒られたんだと今考えると思います。
②報連相を怠ることで顧客が悲しい思いをする
もし、お客様と仲良くなった後に、お客様が悲しい気持ちになった姿を見ると落ち込みませんか?
まさに私は報連相を怠ったことで、お客様から頼まれたことを忘れてしまい、お客様を悲しい気持ちにさせてしまいました。
仲の良いお客様だったので悲しい姿と声を今でも覚えています…。
③報連相を怠ることで信頼が失われる
上司や先輩への報連相を怠ることで、信頼が失われます。
「仕事の進捗がわからない」
「今何をしているかわからない」
「独断で失敗したらフォローしたくてもしてあげられない」
こんなマイナスな印象をもたれてしまい、信頼をどんどん失ってしまいます。
逆に言うと、報連相をしっかりとやることで信頼形成に繋がります。
報連相をすることで起こること【プラス】
報連相をすることで起こるプラスのことはこの4つです。
①信頼度が増す
②嫌いな上司・先輩の機嫌が良くなる
③仕事の精度が増す
④仕事が早く終る
①信頼度が増す
報連相が信頼へ及ぼす影響は前項でお話したとおりです。
報連相をしっかりと行うことは、入社当時に特に強いインパクトを与えることができます。
新社会人であっても報連相をしっかりと行う人は後々信頼され、重要な仕事を任せられるようになります。
②嫌いな上司・先輩の機嫌が良くなる
上司や先輩の中で特に1個上の先輩は、社会人になって先輩になったばかりですので、報連相を行うことで先輩の自尊心が満たされて気分良く、機嫌が良くなります。
嫌いな上司・先輩へも自尊心を満たしてあげるという目的で報連相を欠かさず行ってみてください。
③仕事の精度が増す
報連相を欠かさずに行うことで仕事の精度が増します。
報連相は「仕事の進捗、状況」を社内に共有することができ、他部署間での連携も取ることができます。そうなると、自分一人だけではなく、社内の様々なプロフェッショナルが協力関係になり、仕事の精度が高まるということです。
もしも、仕事のクオリティを上げたいということでしたら、社内への報連相を意識してみてはいかがでしょうか。
④仕事が早く終る
報連相で社内連携を強めることで、さまざまな分野の人が協力関係になり、自分ができないことを任せることができるので、仕事が早く終わるようになります。
ただ、社内への報連相は的確に行うことが必要です。
まとめ
嫌いな上司・先輩への報連相は
・社内オンラインを駆使する
・仲の良い同僚や先輩を通して報連相を行う
社内オンラインを駆使するときは
・「内容に不備がないように書く」
・「配慮をした言葉を入れる」
仲の良い同僚や先輩を通して報連相を行うときは
「どうしてほしいのか伝える」
「嫌いな上司・先輩のことを相談するキッカケにもなる」
「嫌いな上司・先輩に直接報連相をしなければいけない場合もある」
以上が本記事の簡単なまとめです。
会社での人間関係は難しいですが、気負いせずに色々な方法でストレスを回避してみてください。
私の報連相の失敗談も勇気をもつキッカケになったら嬉しいです。
以上
たくしんでした
コメントする