皆さんは”信頼関係”についてどう思うでしょうか?
信頼関係は大事!
信頼関係って限られた人としか築けないよね
信頼関係は気にしたこともなかったな
信頼関係について思うことは色々とあると思います。
中でも「信頼関係を築くのは難しいのではないか?」と感じることがあると思います。
今回は一見難しそうに思える信頼関係の構築を、即実践できる信頼関係を築く3つの方法と称して、解説していきたいと思います。
- 即実践できる信頼関係の築き方3つ
- 意識で変わる信頼関係の築き方
- 会話の即興力を学べる本
内向型人間
たくしん
takushin
詳しいプロフィール
インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。
バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。
今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。
仕事、プライベートで信頼関係を築くための3つの方法
仕事、プライベートで人との信頼関係を築くための方法は3つあげることができます。
その3つの方法とは「ミラーリング」「バックトラッキング」「ペーシング」という、心理学を用いた方法です。
信頼関係を築くための3つの方法の仕組みと、やり方を知ることで、簡単に実践することができ、仕事・プライベートでの良好な人間関係の構築に繋がります。
ミラーリング
「ミラーリング」というのは、相手の動作と同じことをして、相手との心の距離を縮める心理作用の一つです。
相手と会話をしている最中や、お出かけで遊んでいる最中などにミラーリングを行います。
すると、「人は自分と似ている人に心を開きやすい」という心理が働き、心の距離が縮まります。
それが信用に繋がり、信頼関係が作られることが期待できるということです。
例えば…
相手が水を飲んだらこちらも同様に水を飲む。というような方法があります。
ポイント
意図的に真似をしていることが分からない頻度、動作で行う。
バックトラッキング
「バックトラッキング」というのは、相手の言った言動をオウム返しすることによって、「しっかりと話しを聞いているよ」ということを間接的に相手に伝える作用があります。
しっかりと話しを聞いているよと相手に伝わることで、相手からは「ちゃんと話を聞いてくれる人」と認識され、信用を生みます。
この相手から自分への「ちゃんと話を聞いてくれる人」という”信用”が信頼へと繋がるのです。
例えば…
相手「最近業績があまり良くなくてね…。なんか良い方法ないかい?」
自分「あまり業績が良くないのですね…。何か原因に心当たりありませんか?」
相手「この前、話題の映画観に行ってさ、めっちゃ面白かったんだよね」
自分「あの話題の映画観に行ったのか!どんな感じだった?」
このように相手が言った文言を自分も言うようにします。
ポイント
全く同じ言動、表現でオウム返しをしすぎると相手に不快感を感じさせてしまう可能性があるので注意。
ペーシング
「ペーシング」は相手と同じテンポで話す小テクニックです。
テクニックと言っても、そんな難しいことではありません。
相手の話すスピードに、自分の話すスピードを合わせるという方法です。
相手の話すスピードと同じスピードで話すことにより、「何だか空気感が合うな」「ちゃんと会話ができているな」という感覚を得てもらい、良い相性だと感じてもらえます。
そうした良い印象を与えることで信頼を築くことになるのです。
例えば…
相手は遅くもなく、速くもないペースで話しているのに対して、こちら側が、矢継ぎ早に話していると相手は圧迫感を感じてしまい、不快な気分をしてしまうかもしれません。
相手が、ゆっくりとしたスピードで話しているのであれば、こちらもゆっくり話す。
速く話しているのであれば、こちらも速く話す。とペースを合わせます。
ポイント
イメージはお年寄りと会話をしているときのように、相手の話すスピードに合わせる
信頼関係を築くことで起こること(仕事、プライベート)
信頼関係を築くことで、仕事・プライベートに影響することが多くあります。
仕事・プライベートに分けて、信頼関係を築くことで起こることについて箇条書きで紹介します。
信頼関係を築くことで起こること(仕事)
・新しい仕事が貰える
・職場での業務の上のストレスが減る
・同僚・先輩・上司に相談できる
・持ちつ持たれつの関係ができる
・責任重大な仕事を与えられる
・社内情報を取り入れやすくなる
・多少のミスも許される
・アイデアを共有することが容易になり新しいアイデアを生み出すことができる
・上司であれば部下のモチベーションアップに繋がる
・成果が生まれやすくなる
信頼関係を築くことで起こること(プライベート)
・言葉足らずでも伝わる
・悩みを相談することができる
・心の拠り所となる
・物事に対して力を合わせることができる
・お互い切磋琢磨することができる
・行動に自信と勇気が持てる
・阿吽の呼吸で物事に取り組める
信頼関係を築かないとどうなるか
信頼関係を築くことは強制されるべきものではありません。
信頼関係を築くというのは、前項で解説した通り、「仕事が円滑化される」「心の拠り所となる」と言った効果があります。
信頼関係を築くことで発生するすべての効果に一貫して言えるのが、信頼関係を築き、日々の生活を気持ちよく・楽しく・充実させたいという気持ちが背景にあることが分かります。
つまり、信頼関係を築くことによって、日々の生活を「気持ちよく、楽しく、充実する」ことで満たされなければいけないということです。
ここで、無理に信頼関係を作ろうと自分の不得意なことに取り組み、頑張っても、信頼関係を築くことで得られる本来の目的を達成することは難しくなります。
むしろ、無理やり頑張ることで、より嫌な気持ち、つまらない気持ちが加速してしまうおそれもあります。
よって、信頼関係を築くことは決して強制するものではないと言えます。
ただ、信頼関係を築いたほうが過ごしやすくなるということは明確ですが、信頼関係を築かないことでどうなるのかを知っておけば、信頼関係を築かない選択をした時に不安を覚えずに、その選択ができるのではないでしょうか。
仕事において信頼関係を築かなければ
仕事において信頼関係を築かなければ、職場内の人間関係が劣悪化し居心地が悪くなったり、取引先から仕事がもらえなくなってしまったり、会社内での人事評価が適切につけられない。
といったことが考えられます。
プライベートにおいて信頼関係を築かなければ
プライベートにおいては、友人関係で自分をさらけ出しにくくなってしまったり、家族で親が過保護状態になってしまったり、物事に消極的になってしまう可能性があります。
これらの懸念は、必ずしも起こることではありませんが、信頼関係を築かないことで起こる可能性のあるものとして考えることができます。
その他の信頼関係を築くための方法
信頼関係を築くためには、冒頭で紹介した3つの方法以外にもあります。
「信頼関係を築く方法をもっと知りたい!」と考えている方に、少しでも参考になれば幸いです。
信頼関係を築くための方法
- 前向きな思考・発言を心がける
- 会話を覚えておく
- 自分のことを出し惜しみしない
- 約束を守る
- 約束の期待値を超える
- 言行不一致に気をつける
- 指摘されたことはすぐにやる
- 仕事を頼まれたら瞬時に終わらせる
- 配慮の言葉を忘れない
- 相手の頑張りを認める
- 知識を蓄えておく
- 謝ることを恥と思わない
- 報連相を徹底する
- 挨拶を忘れない・丁寧に
前向きな思考・発言を心がける
前向きな思考や発言をしている人は良い印象を抱かれます。
この良い印象が、信頼に繋がります。
会話を覚えておく
些細な会話を覚えておき、別の日に会った時に前回の会話の内容を盛り込むことで、「ちゃんと話を聞いてくれていたんだな」と感じてもらい、信頼に繋がります。
自分のことを出し惜しみしない
得体の知れない人に信用を寄せ、信頼することは難しいことは容易に想像できます。
相手のことを知ったら、自分のことも相手に知ってもらう、また、自分のことを知ってもらい、相手のことも教えてもらう。そんなやり取りが、信頼関係を築くキッカケになります。
約束を守る
仕事では取引先、同僚、先輩、上司との約束を、プライベートでは友達、家族との約束を。
どんなに些細なことでも約束を守ることは強い信頼の構築に繋がります。
約束の期待値を超える
特に、仕事において約束の期待値を超えることで信頼関係を築くことができます。
例えば、約束の時間10分前に行く、必要書類だけではなく関連書類も提出するといった、”先回り”思考がポイントです。
言行不一致に気をつける
「この前と言ってること違うじゃん!」といった行動、言動は信頼を損なう原因になってしまいます。
言行一致を心がけると良いでしょう。
指摘されたことはすぐにやる
取引先でも友人でも指摘されたことをすぐに実行に移すことで、素直で誠実なことが伝わります。
素直さ誠実さは信頼に繋がるのです。
仕事を頼まれたら瞬時に終わらせる
取引先、上司などから頼まれた仕事を瞬時に終わらせることで、仕事をしっかりとこなしてくれるといった信頼が生まれます。
配慮の言葉を忘れない
「ありがとうございます」「お忙しい中すみません」などの配慮の言葉は、”相手を思いやっている人”でないと発することができません。
思いやりがこもった言葉は相手に必ず届きます。
相手に届いた思いやりはあなたへの信頼へと繋がります。
秘密は守る
相手が秘密と言ったことは守る義務があります。
秘密であるのにもかかわらず、周囲に吹聴する行為は、必ず秘密をあなたに打ち明けた人の耳に届きます。
信頼を得るには秘密を守れるかも大切なのです。
相手の頑張りを認める
相手の頑張りを認めることで、あなたも周囲に頑張りを認めて貰えます。
頑張りを認めてもらえることは信頼構築のキッカケになります。
知識を蓄えておく
特に仕事において、「あの人に聞けばわかる」というポジションにつくためには”知識”が必要になります。
色々な知識を蓄えることが将来の信頼へと繋がります。
謝ることを恥と思わない
自分が間違っていて、指摘をされるとついムッとしてしまいがちです。
それは、自分のプライドを傷つけられたくないからです。
プライドを傷つけたくないから謝りにくいのです。
しかし、謝ることはプライドを傷つける恥ではありません。
自分の非を認め、謝ることは人としての器を大きくする行為であり、信頼につながる行為だと言えるでしょう。
報連相を徹底する
仕事は常に上司に見られながらするものではありません。
上司が常に見ていない以上、「本当に仕事をしているのか?」わからない状態なのです。
それ故、”信頼”が必要になります。
その信頼を構築するのが徹底的な報連相です。
報連相を怠らなければ上司からの信頼を得ることは間違いありません。
身だしなみを整える
第一印象で信頼できるかできないかというのはある程度決まってきます。
身なりが整えられていない営業マンと整えられている営業マン。
どちらが信頼できるか、と聞かれたら後者になるはずです。
自分のことも管理できないのにちゃんと取引管理してくれるのか?と疑問に思わせてしまうという理由が考えられます。
身だしなみを整えることは、直ぐに実行できる信頼関係の築き方と言えます。
挨拶を忘れない・丁寧に
気持ちよく挨拶できれば、印象も良くなり、信頼を得ることにも繋がります。
信頼関係を築く方法を知ったキッカケ(本紹介)
私が信頼関係を築く方法を初めて知ったのは一つの本と出会ってからです。
その本というのは「1秒で気のきいた一言が出るハリウッド流すごい会話術:世界の一流が学ぶ77のルール」です。
本書の「ラポール形成の3つの方法」という項目から、信頼関係の築き方を学びました。
まさに、今回紹介した3つの方法が本書から学んだことでもあります。
人と接する仕事(営業)に配属されてから、「人と接することについて学んだほうが良いんじゃないかな?」という漠然とした不安から、本書を手にとって勉強し始めたのがキッカケと言えます。
どんな本か?
「1秒で気のきいた一言が出るハリウッド流すごい会話術:世界の一流が学ぶ77のルール」は筆者が実際にアメリカ留学時に学んだ”即興の会話力”を77の型にして紹介しています。
筆者の渡辺龍太さんは、幼少期より知らいない人の前では頭の中が真っ白になり、口数も極端に少ない性格だったそうですが、アメリカ留学を通して学んだ”即興力”をキッカケに、気の利いた会話が瞬時にできるようになったという経歴をもっています。
さらに、留学中に学んだことを土台にコミュニケーション力をいかしてNHKの英語番組のディレクターに就任。
それを期に放送作家になり、現在では大手芸能事務所のプロ芸人向けのアドリブ講座などで講師としても活躍されています。
そんな、即興力の鬼のような人が、瞬時に気の利いた会話を行う方法を集約させたのが本書というわけです。
どんな時に読むと良いか
本書に書かれていることはすぐに実践できることも書かれています。
ですので、今すぐに現状を変えたい!と即効性を求めている時に良い本と言えます。
具体的には…
・仕事・プライベートで信頼関係を作りたい!
・営業で取引先との受け答えが上手くできない…
・会社で同僚と話す時にあまり盛り上がらない…
そんな悩みをもっている時に良書となるでしょう。
まとめ
今回は「信頼関係の築き方3つの方法」を解説しました。
今回の記事が信頼関係の構築で悩んでいる人の助けになれば幸いです。
記事のまとめとしては
信頼関係を築く3つの方法は「ミラーリング」「バックトラッキング」「ペーシング」
信頼関係を築くことで、仕事の効率が上がったり、ストレス軽減に繋がる
信頼関係は無理に築こうとするものではない
信頼関係について学んだ本
です。
信頼関係について学んだ本もぜひ参考にしてみてください。
以上
たくしんでした
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