「遅刻してしまった…。」
「遅刻してしまったけど、どうすればよいだろう…。」
「遅刻してしまったけど、誰にどんなふうに連絡すれば良いだろう…。」
とまさに今遅刻して焦っているあなたへ。
まずは落ち着いてください。
今回は「遅刻をしたときにどういう対応を取れば社会人として良いのか」を詳しく解説していきたいと思います。
まずは、落ち着いてこの記事を読んでみてください。
大丈夫です。やってしまったものはしょうがありません。
焦っているあなたのために結論からお伝えしていきたいと思います。
遅刻時の適切な対処法
遅刻をしてしまったときの有効な対処法としては3つあります。
1 上司または会社に連絡する
2 理由は素直に伝える
3 謝罪を多めにする
一つずつ解説していきます。
上司または会社に連絡する
自分の上司が明確であれば上司に連絡しましょう。
もし、「上司がいない」というのであれば会社に一報入れることが大切です。
ここで疑問が出てきます。
メールで連絡した方が良いのか?
電話で連絡した方が良いのか?
LINEで連絡した方が良いのか?
基本的に「連絡が早くつきやすい方法」を選んでください。
メールの方がみているというのであればメール
電話の方が繋がり易く、素早く連絡ができるというのであれば電話
LINEの既読の方が早いと言うのであればLINE
上司や会社の状況と照らし合わせて連絡をする方が良いでしょう。
また、会社によっては「緊急の連絡はこうやってしてね」などの決まりがある会社があります。
そう言った場合は会社の決まりにそって連絡すると良いでしょう。
では、メール・電話・LINEで連絡をする時に気をつけるポイントをお伝えします。
メールで連絡するポイント
メールで連絡するときのポイントとしては2点です。
1 遅刻すること、理由、何時につくかを明確する
2 件名に「遅刻のご連絡」とつける
1についてはできるだけ簡潔に、相手が読みやすい文を心がけてください。
要件を明確にすることで伝達ミスを防ぎます。
この時に過程を話す必要はありません。
電車が遅延しているのであれば、「電車の遅延により」で構いません。
「〇〇線の〇〇が〇〇駅で人身事故が発生し今〇〇駅にいて電車が遅れています。」
これでは読む方が苦労します。
できるだけ簡潔に伝えるようにしましょう。
2についてはメールが来た際に一目で「遅刻の連絡なんだな」とわかるようにすることが目的です。メールの確認漏れを防ぎます。
電話で連絡するポイント
電話で連絡する時は感情が伝わります。
リアルさを伝えることができるので、誠実に遅刻連絡ができます。
電話で連絡する際のポイントは3つあります。
1 とにかく謝罪
2 遅刻することと何時につくかを伝える
3 電車内で連絡しない(電車内で電話する人だと思われる)
1については感情が伝わりやすい電話だからこそ、謝罪の気持ちを伝えることができ、
まずは謝罪をして「遅刻して申し訳ない感」を出しましょう。
2についてはメールでのポイントと同様に簡潔かつ明確に要件を伝えることを意識しましょう。
3については誠実さを欠かせないと言うことが目的です。
電車内で電話をすることで、「電車内で電話する人」というマイナスな印象を与えてしまいます。
電車内で電話することがやむを得ない場合は、「電車内にいて動けない状態です」など状況を教えることをプラスしても良いかもしれません。
LINEで連絡するポイント
LINEで連絡するという場面は増えています。
しかし、メールよりも簡単な情報伝達のため、軽い印象になってしまうので、
敬語や句読点の使い方には注意しましょう。
LINEで連絡するポイントとしては2つあります。
1 謝罪、遅刻すること、到着目安の3点セットは固定
2 あまり詳しく書く必要はない
1に関してはメールのポイントと電話でのポイントでお伝えしており、
重複してしまいますので割愛します。
2に関してはメールのポイントと同様に詳しく話す必要はないと言うことです。
やはり、LINEでも伝わりやすい書き方を意識して連絡しましょう。
理由は素直に伝える
遅刻の理由は素直に伝えましょう。
この後の項目でも解説しますが、変に言い訳や嘘をつくことはかえって自分の信頼を落としてしまうことになります。
・電車の遅延であれば「電車の遅延で」
・寝坊であれば「寝坊してしまいまして」
・腹痛であれば「腹痛がひどくて」
と正直に伝えることがあなたの信頼にも繋がります。
遅刻の理由は素直に伝えるのが良いでしょう。
謝罪を多めにする
遅刻を伝えるときに大切なのが“多めに謝罪をすること”です。
多めに謝罪をすることで反省していると相手に伝わりやすいからです。
「すいません、電車の遅延で遅刻します。」
「すいません、電車の遅延で遅刻します。ご迷惑おかけし申し訳ございません。」
どちらが反省している感が出ますか?
おそらく後者だと思います。
謝罪は心から”申し訳ない”と思うことで自然とでてきます。「申し訳ない気持ち」を抱くことがポイントです。
やってはいけない対処法
逆にやってはいけない対処法はご存知でしょうか?
もしやってしまうと、信頼を失いかねないほどのことです。
この対処法を知っていることで、信頼を落とすことを防げるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
やってはいけない対処法は3つあります。
1 嘘をつく
2 言い訳をする
3 就業開始ギリギリの連絡
嘘をつく
これは絶対にやってはいけません。
他人に嘘をつくというのはもちろんのこと、自分に嘘をつくことになります。
自分に嘘をつき続けることによって、遅刻をすることに対しての危機感が薄れてきます。
長期的にみて、一時の嘘はその場をやり過ごせるかもしれませんが、
嘘をつくことで「次もこれで乗り切れる」という感覚に陥ってしまい、遅刻が再発する確率が高まります。
言い訳をする
まず言い訳をすることで得られるメリットはありません。
なんなら「言い訳はいいから」と相手の機嫌を逆撫でしてしまう可能性があります。
言い訳をせずに、正直に事実だけを述べるのがおすすめです。
就業開始ギリギリの連絡
できるだけ遅刻がわかった時点で連絡することが大切です。
会社の動きもあると思います。早く連絡すればするほど会社も対処できます。
また、もし取引先の待ち合わせに遅刻してしまった時は、なおさら早く連絡することが大切です。
取引先に早く連絡することで相手も違う仕事に取り組めるので、時間の無駄を過ごさずにすむのです。
まずは、遅刻と判断した地点で連絡しましょう。
傷は浅いうちに塞げです。
遅刻後の心構え
「遅刻して会社についたけど、どういう気持ちで仕事に取り組めば良いかわからない」とお悩みのあなたに遅刻後の心構えをお伝えします。
遅刻後の心構えについては2つあります。
1 やってしまったものはしょうがない
2 凹まない、切り替える
やってしまったものはしょうがない
やってしまったものはしょうがないです。
それよりも、遅刻を引きずって仕事に悪影響を及ぼすことがまずいです。
過去のことはキッパリと割り切ってとりあえず今日やるべき仕事に集中して取り組みましょう。
その日の仕事に集中して取り組むことが遅刻を払拭する方法の一つです。
凹まない、切り替える
「やってしまったのはしょうがない」と同様ですが、
「遅刻をしてしまった…。」と引きずるのは体に毒です。
遅刻なんて誰にでもあります。私にもあります。大丈夫です。
あなたの上司も必ずどこかで一回はしています。
なので凹む必要はありません。
大人の階段を登ったと考えればなんてことはありません。
とにかく、目の前の仕事に切り替えて、集中しましょう。
それがあなたが凹むよりも前にすることです。
遅刻を繰り返さない予防法
遅刻をしてしまったことは水に流し、遅刻を繰り返さないようにするにはどうすれば良いのかをこの項目ではお伝えしたいと思います。
「早く寝ること」など当たり前のことは一旦置いておいて、
それ以外の方法で今日から取り組める方法を3つお伝えします。
1 寝る前2時間前は食事を控える
2 前日に迂回ルートを把握する
3 目覚ましをセットするときに5回起きる時間を唱える
寝る前2時間前は食事を控える
よく言われますが、簡単に説明すると「良質な睡眠をとるため」です。
「寝起きが悪く、二度寝してしまう。」なんて経験ありませんか?
“寝起きが悪いこと”で起きる遅刻を防ぐために、寝起きをよくすることが大切です。
寝起きをよくするためには体をしっかりと休めなければなりません。
寝る直前に食事をとってしまうことで、内臓や脳が休まりません。
結果、睡眠の質が悪くなり、寝起きが悪くなることに繋がります。
寝る直前の食事はできるだけ控えることが良いでしょう。
そのほかの方法で睡眠の質をあげたいのであれば、寝具を変えることをオススメします。
私も枕を変えてから、睡眠の質がかなりよくなり、寝起きの調子もかなりよくなりました。
前日に迂回ルートを把握する
会社への最寄り駅への行き方は複数ある場合があります。
複数の迂回ルートを知っておくことで、いざとなった時(遅延)に対応ができます。
もし、迂回ルートがあるのであれば、頭に入れておくことも一つの遅刻を防ぐ方法と言えるでしょう。
また、社会人におすすめの交通アプリもあります。
こちらは別の記事で紹介したいと思います。
目覚ましをセットするときに5回起きる時間を唱える
これは完全に私独自の方法です。
寝る前の目覚ましセットのときに、起きる時間を5回声に出すことを繰り返します。
5回繰り返し言葉にするのは、脳に「この時間に起きるぞ」という体内時計をセットすることで、勝手に体を起こすようにするためです。
例えば「7時に起きる」のであれば
「明日7時起き」「明日7時起き」「明日7時起き」「明日7時起き」「明日7時起き」
と5回言葉にして自分の耳に入るようにします。
自分の中で考えるだけでなく、五感を使う事が大切です。
就業規則的にはどうなるのか
就業規則的に、寝坊してしまったらどうなるのか。
気になるところではあります。
「給料カット!?」
「クビ!?」
そんなマイナスな思いが浮かんできてしまいます。
実際どうなのかを厚生労働省が発信している労働規則を参考に、お伝えしていきたいと思います。
給与カットはあるのか
給料カットに関しては、会社にもよります。
給料カットがない場合もあります。
・有給休暇を一部の時間(遅刻した分)のみ使用して補填する。
・基準労働時間分働く→例)10分遅刻:遅刻した時間から8時間働く
このような対応がとれるかと思います。
また、厚生労働省の就業規則の例によると、給料カットされるのであれば、
一回の遅刻でカットされる金額は平均の一日分の給料の半分を超えてはいけないとされています。
会社の就業規則を確認するか、上司に確認をしたほうが良いでしょう。
人事評価はどうなるか
人事評価に関しても会社によります。
さすがに一回では人事評価に響かないとは思いますが、繰り返すことで人事評価へ影響は出てきます。
なるべく繰り返さない方が良いでしょう。
クビになる可能性はあるか
1回の遅刻でクビになる可能性は極めて低いです。
会社の規定によっては0ではありませんが、一般的には低いです。
ただ、繰り返すことで会社は社員都合で解雇、つまりクビにすることができます。
遅刻は繰り返さないほうが良いということでしょう。
遅刻が常態化するデメリット
最後に遅刻が常態化してしまうことで起こるデメリットをお伝えします。
遅刻が常態化することで生じるデメリットはあまり明確にされることがありません。
「なんとなくいけないことだから」
と漠然とした考えであると再び遅刻をしてしまう可能性が高くなります。
漠然とした考えであると意識がそこまで強くならないからです。
デメリットを明確に認識することで遅刻の再発防止をしましょう。
遅刻が常態化することで起こるデメリットは3つあります。
1 業務へ悪影響が出る
2 周りの社員への負い目を抱いてしまう
3 信頼を失ってしまう
業務へ悪影響が出る
自分の仕事の進行が悪くなってしまいます。
進行が悪くなってしまうと、滞ってしまう業務も出てき、新しい仕事に着手することができなくなります。
なるべく遅刻はなくしたほうが良いですが、
遅刻をしてしまったらできるだけ早く会社に到着し、仕事に着手することが自分の首を締めないようにするポイントです。
周りの社員への負い目を抱いてしまう
遅刻をすることで周りの社員への負い目を抱いてしまいます。
「遅刻したのに偉そうだな」と思われていると自分の中で不安に思ってしまいます。
実際はそんな事を考えている人は少ないとは思いますが、
自分の気持ち的に周りの社員さんへ遠慮がちになってしまうことはあります。
なるべく自分の働きやすさを確保するためにも遅刻はしないほうが良いと言えます。
信頼を失ってしまう
見えない損失です。
仕事が滞ってしまうというのは時間の損失、つまり、物質的損失ですが、
遅刻をすることで「約束を守れない」という認識が上司にできてしまいます。
このようなマイナスな印象を与えることで知らないうちに信頼を失ってしまい、
仕事を任せてもらえない。などといった実務的な損を被ってしまいます。
可能な限り遅刻は減らせるようにしたほうが良いでしょう。
まとめ
まずは落ち着いて、正常な判断ができるように気持ちを整理してください。
適切な遅刻に対する対処をすることで、良い方向にも悪い方向にもいきます。
今日のまとめは
・遅刻をしたとわかった瞬間に連絡する
・連絡は端的に伝える
・素直に理由を伝える
ということです。
遅刻の予防としてお伝えした睡眠の質を上げることは
遅刻を予防するだけでなく、メンタルの安定などにも大切になります。
私も睡眠の質が悪く、遅刻や身体の不調をきたしたことが何回もあります。
一つの原因として寝具の問題があるとお伝えしました。
私は枕を変えることで睡眠の質を向上させました。あなたも良質な睡眠のために自分にあう対策をみつけることが大切です。
私の使っている枕のリンクも貼っておきます。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは
お仕事頑張ってください
たくしんでした
参考
厚生労働省:労働条件・職場環境に関するルール
DomohornWrinkle:目覚めを良くするには?睡眠の質を高める習慣と寝起きを良くする方法
株式会社夢テクノロジー:社員が遅刻した際のNG行動3選とは?上手な対処法を知ろう
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