会社の退職時に菓子折りは必要か必要ないか解説します

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ちゃおっす筆者だ。

会社を退職することになった時、挨拶と同時に”菓子折り”を同僚に渡した方が良いのか?ということを疑問に思うことはありませんか?

筆者もアルバイトも含めると5回ほど”退職”を経験しており、その都度、菓子折りを渡した方が良いのか?と言うように疑問に思った事があります。

社会人になって4回目の退職の時に「菓子折り」を渡した方が良いのか?という疑問に一種の”答え”のようなものが分かったので、今回「会社退職時に菓子折りを渡した方が良いのか、それとも菓子折りは必要ないのか?」を解説していきたいと思います。

筆者が実際に経験した事を踏まえて今回解説するので、非常に実践的なものだと考えます。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

・退職時の菓子折りは必要か必要じゃないか
・菓子折りを渡すメリット・デメリット
・筆者の実際の経験談

この記事の著者

文筆家
たくしん
takushin

プロフィール
  • 野球歴13年 小学〜大学まで
  • 主にキッチン、接客、フィットネスインストラクターのアルバイトを経験
  • 吃音症歴20年
  • オートローン会社(金融業界)に1年半在籍
  • スーツ生地メーカーのオーダースーツ販売店に約4年在籍
  • 百貨店販売員経験あり
  • 読書を月10冊ほど
  • 筋トレ歴約7年
  • 文章を書く時に一番饒舌になるタイプの人間
目次

退職時の菓子折りは必要か?

結論からお伝えすると、退職時の菓子折りは「あった方が何かと好ましい」です。

ですので、「菓子折りがないといけない」わけではありません。あくまでも、退職時の挨拶に付随するプラスアルファの”配慮”という認識で大丈夫です。

ただし、退職時に「菓子折り」があれば様々な面において良い影響をもたらします

本記事では、退職時に「菓子折り」を渡した方が好ましい理由を「筆者の体験」「菓子折りのメリット・デメリット」を紹介して、解説していきたいと思います。

筆者が退職時に菓子折りを渡すようになった理由

筆者が退職時の「菓子折り」に必要性を感じたのは社会人になって1社目の仕事を辞めた時です。

この時、退職するタイミングで菓子折りを同僚に渡したのですが、渡したキッカケは「配属時に菓子折りを渡した」という出来事です。

配属された時に筆者は菓子折りをお世話になる同僚全員に配りました。その時の相手の反応が良く、周囲の同僚の方にとても良くしてもらえたという経験があったので、退職時も感謝の気持ちとして菓子折りを渡そうと決めていました。

「配属時の菓子折りを渡す必要性」については別記事で解説しています。

以上により、1社目の会社の退職時に同僚に菓子折りを渡し、その次の会社を退職する時も身近な同僚だけではなく、別の県にある本社の人にも菓子折りを渡しました。

1社目の菓子折りを渡した感触から筆者は退職時にも菓子折りを渡すようになりました

筆者が退職時に菓子折りを渡した相手の反応

プレゼントを渡している画像

筆者が退職時に菓子折りを渡した時、相手の反応がとても良かったことを覚えています。

相手は「律儀だね」「丁寧にありがとうございます」と言った嬉しい反応をしてくれただけではなく、菓子折りのお返しとして退職の選別の物をくれた人も多くいました。

また、挨拶と菓子折りを渡したことで、それまで挨拶くらいしかしていなかった人とLINE交換をするまでに仲良くする事ができたという出来事を経験しました。

この経験から、退職時に菓子折りを渡すことは、「誠意」を形として相手に与えることになるのではないかと感じました。

では、実際に菓子折りを会社の同僚に渡すとどんな「メリット・デメリット」があるのか、明確にしていきたいと思います。

退職時に菓子折りを渡すデメリット

菓子折りを渡すデメリットの画像

退職時に菓子折りを渡すデメリットは筆者の経験上、3つ考える事ができます。

・お金がかかる
・思考の労力がかかる
・持っていくのが煩わしい

一つずつみていきます。

お金がかかる

まず、菓子折りを買うにはお金がかかります

菓子折りにかかるお金は

・渡す人数
・菓子折りの価格

によって大きく異なりますが、どちらにせよ「お金がかかってしまう」ということはデメリットと言えます。

渡す人数はある程度調整することができますが、「菓子折り」自体は様々な価格帯のものがあることから、選択肢として幅広くなってしまい、お金がかかってしまう大きな原因となります。

購入する前にある程度予算を決めておくことが自分の財布の中を守ることに繋がります。

思考の労力がかかる

会社の退職時に「菓子折り」を持っていこうとすると、「思考の労力」がかかります。

この「思考の労力」とは何かということですが色々あります。

・どれくらいの量用意すれば良いだろう
・誰に渡せば良いだろう
・あの人には渡した方が良いかな
・どれくらいお金がかかるかな
・どうやって会社に持っていけば良いだろう
・どのタイミングで渡すと良いだろう?

このように「菓子折り」を会社の同僚に渡すとなると様々な考える事、配慮しなければいけない事に思考を巡らせなければいけません。

例えば

・あの人とは今は関わりがないけど、良くしてもらったから菓子折りをあげないとな
・他の会社の人だけどお世話になったからあげよう

自分がその会社で関わった人をもう一度振り返るという作業が必要になります。

ただ、これは一見デメリットに見える反面、「お世話になった人を振り返る」という感謝の再認識をする作業にもなるので、改めて「様々な人のおかげで無事に働けて、退職できる」ということを認識する事ができるので良い面もあります。

ただし、例のように退職時に菓子折りを渡すことは実際の「菓子折りを渡す」という労力に合わせて、「菓子折りを選ぶ」という思考的労力が必要になることはおさえておかないといけません。

持っていくのが煩わしい

退職時に「菓子折り」を会社に持っていって配ると思いますが、そもそも「菓子折りを会社に持っていく」という作業が煩わしく感じてしまいます。

特に、暑い夏の日なんかは、暑さの中歩いているだけでも大変なのに、物を持って、物の重さを感じながら会社までの道のりを歩くのはしんどいです。少しでも嫌な気持ちを感じずに、出来るだけ手荷物を持たないで出社したいところです。

当たり前ですが、菓子折りは”物”なので持っていく必要があり、人に渡さなければいけません。その”人に渡す”ということも気を遣わなければいけないので、心身的に負担になります

その上で、菓子折りを持っていかなくてはいけないという労力に対して、煩わしさを感じやすいというのが難点でしょう。

退職時に菓子折りを渡すメリット

菓子折りを渡すメリットの画像

逆に退職時に菓子折りを渡すメリットはちゃんとあります。

筆者もこれらのメリットを感じたことから、実際に退職時に菓子折りを渡すようにもなりました。

退職時に菓子折りを渡すメリットは4つあります。

・「飛ぶ鳥跡を濁さず」が実現できる
・その後も良好な関係を作る事ができる
・新しい親交が生まれる可能性がある
・”挨拶”がしやすくなる

ぜひ参考にしてみてください。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」が実現できる

退職時に同僚に菓子折りを渡して挨拶を行うことで、「飛ぶ鳥跡を濁さず」を実現する事ができます。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」とは、”あとずされなくその場を去る”ということを言う時に使う言葉ですが、退職する時もこれがとても大切な考えになります

菓子折りを渡す事で、相手に「ありがたい」「良い子だな」「礼儀がしっかりしているな」と良い印象を与えることができ、”あとずされない”を実現できるのです。

もちろん、挨拶のみでも跡を濁しませんが、菓子折りを渡す事でより良い印象を与える事ができます

その後も良好な関係を作る事ができる

退職時に菓子折りを渡す事で、退職しても、その会社の人たちと良好な人間関係を作る事ができます。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」のメリットと少し重なってしまいますが、退職の挨拶と同時に菓子折りを渡す事で、「ありがたい」「良い子」「律儀」というあなたに対して良い印象を抱くことに繋がります

良い印象の人は、たとえ会社からいなくなってしまっても「良い関係」を持っていたいと思われやすく、会社を退職しても、何の利害関係もなく人として良好な関係を作る事ができます。

良好な人間関係を退職しても継続できれば、何か困った時に力になってくれるかもしれません。また、その会社と間接的にお仕事を一緒にやるかもしれません。

人生何が起こるかわかりません。人間関係を良くしておくことに悪いことはありません。退職後の長い人生をみて、その会社で関わった人と良好な関係性をもつことは必要性が高く、菓子折りはその関係性を作るキッカケとなるのです。

新しい親交が生まれる可能性がある

こちらも「その後の人間関係を良好にできる」というメリットに通じることですが、退職時に挨拶と同時に菓子折りを渡す事で、良好な人間関係の構築に繋がると解説しましたが、もしその中に部長であったり、上司、社長という事業の鍵を握っている人がいたとすると、今後、「雇い主と従業員」という関係ではなく、「ビジネスパートナー」という関係へと発展する可能性があります。

そして、新しい形で退職する会社と関係性が始まるかもしれません。

菓子折りを渡す事で、自分の印象を良くしておくことは、その場だけではなく、長い目で見て、良い結果に辿り着く可能性があるのです。

”挨拶”がしやすくなる

退職時の挨拶というのはどうにも難しいものです。

どうしても何回も挨拶をすることにもなってしまうので、挨拶がテンプレート化してしまいやすく、「何の会話をしたら良いのか」というのも分からなくなってきてしまいます

そんな時に「菓子折り」があれば、その菓子折りの話題にすることもできますし、「菓子折り」を相手がもらったことにより、何か踏み込んだ話題をしてくれるかもしれません。

これは、”返報性の原理”といって「何かをもらったら、何かを返したくなる」という心理的作用があることからも言えることです。

つまり、退職の挨拶の時の”話題”の一つとなるということです。

退職時に菓子折りを渡すタイミング

菓子折りを渡すタイミングの画像

では、ここまで解説をみていただき、「菓子折りを渡そう」と思った方に「退職時に菓子折りを渡すタイミング」を紹介したいと思います。

筆者が実際に菓子折りを渡したタイミングで良かったと思ったのは次の3パターンです。

・最終出勤日
・最終出勤日の1週間前
・有給休暇消化中

最終出勤日

最終出勤日に渡すと一番自然です。

最終出勤日であれば、菓子折りを渡して挨拶するのが一つの”区切り”と感じるからです。

ちょっと気まずいのが”挨拶””菓子折り”を渡した後に何日かまだ在籍しており、顔をあわせるという状況です。挨拶と菓子折りを渡して、一区切りかと思いきや、まだいるの?のように違和感を相手に感じさせてしまいます

その違和感を相手に感じさせませんし、何よりも、自分の中で一番区切りが良いタイミングと言えます。

最終出勤日の1週間前

もし所属している会社が”シフト制”の出勤簿であれば、「最終出勤日の1週間前」が菓子折りを渡す良いタイミングです。

最終出勤日の1週間前であればシフト制で出勤が被りづらいという人とも会える可能性が高く、菓子折りの渡し漏れというのが起こりづらいからです。

また、会社のみならず、取引先や近くの他の会社などの人に渡す際にも、余裕を持って菓子折りを渡すことを選んだ方が渡し漏れや挨拶漏れを防ぐ事ができます。

また、最終出勤日の1週間前ということで、最後の挨拶をした後に変な間がなく、退職する事ができるのも良い部分です。

有給休暇消化中

最終出勤日の後、まだ会社に籍は残っている状態で、残っている有給休暇を使っている時に会社の同僚に挨拶と菓子折りを渡しに行きます。

このタイミングの良さは、菓子折りを渡す事自体に感謝敬意を感じてもらうだけではなく、「わざわざ休みの日に挨拶に来てくれた」という、こちらの仕事の状況今日を考えてくれた「ありがたさ」と、休みを使ってでも挨拶に来た「律儀さ」を相手に感じてもらうことができます。

もちろん、これを打算的に行ってしまうと、見透かされてしまうことがあるので、あくまでも、「相手を配慮した」という相手目線で考えた時に「有休消化中にいくのが良い」と判断してください。

あとは、有休消化中なので、退職の挨拶に行く際に人と関わることに疲れを感じてしまう人は、その日の次の日も休みであることで、心身のダメージを少なくする事ができると言う面でも良いタイミングだと言えます。

菓子折りを選ぶ注意点

菓子折りを選んでいる画像

もし菓子折りを渡すことを選び、「退職時にどのような菓子折りを買ったら良いか」という疑問が出た時に参考にしてみてください。

菓子折りを選ぶ時は次の4点に注意して選んでみてください。

・渡す人数の把握
・渡す相手の好みの把握
・可能であればアレルギー把握
・個包装されたものを選ぶ

渡す人数の把握

菓子折りを渡す人数の把握は、菓子折りを購入する前にやっておいた方が良いです。

これをやらなければ、無駄にお金を払ってしまうことになります。もし、お菓子が好きで余ったものは自分で食べるから問題ないと思う方は全然大丈夫ですが、「できるだけ費用を抑えたい」という方は必ず確認した方が良い注意点です。

・同部署の人
・会社全体
・取引先
・お客様
など

退職時に「誰に菓子折りを渡す必要があるか」と言うことを今一度確認してみてください。それによっては、一つで収まる菓子折りを選ぶ事ができたり、数個の菓子折りを買わないといけないということを判断する事ができます。

渡す相手の好みの把握

これも意外と大事な注意点です。

「菓子折りを渡す」こと自体、本当に「律儀」で素晴らしいことなのですが、より素晴らしいことにするために、「相手の好みに合わせた菓子折りを選ぶ」ということをしてみてください。

このように菓子折りを選ぶことで、もらった人は「自分のことを考えてくれたんだ」と感じやすくなり、より好印象を与える事ができます。

誕生日プレゼントもそうですよね。もらったものが自分のことを考えて選んでくれたものであれば、何とも嬉しいことか。あれと一緒です。

菓子折りを買うと言う行為のプラスアルファ行為ではありますが、良好な人間関係を作るのに非常に役に立ちます

可能であればアレルギー把握

可能であれば渡す相手にアレルギーがないか?ということも気にして菓子折りを選ぶと良いです。

アレルギーについて確認する時は直接聞くしかありませんが、聞くタイミングがかなり重要です。

例えば、退職をする1週間前に「何か食べ物でアレルギーありますか?」と確認してしまうと、相手は「もしかして菓子折りを買ってくるのでは?」と勘づいてしまい、遠慮する気持ちが出てきてしまい「退職の挨拶で何もいらないからね!」という言葉を言われ、菓子折りを渡しにくくなってしまいます

ですので、ポイントは退職を伝える前の段階(1〜2ヶ月前ほど)で「食べ物のアレルギー」を聞いておけば、相手に勘づかれることなく、菓子折りを購入する事ができます

これは難しいですが、タイミングを見計らって相手から情報を聞き出してみてください。

個包装されたものを選ぶ

菓子折りはなるべく個包装された物を選ぶのが良いです。

個包装された物を選ぶ事で

・渡しやすい
・オフィスでも手軽に食べられる
・持ち運びしやすい
など

相手にとってメリットが多いからです。

ですので、渡す数が多ければ多いほど、個包装された菓子折りを選んだ方が良いです。また、自分自身で別売の包装紙などを買い、お菓子を分けて相手に渡すというのもありです。

まとめ

今回は「退職時に菓子折りを渡した方が良いのか?その必要はないのか?」と言うことについて解説してきました。

結論、退職時の菓子折りは「渡した方が好ましい」と言えます。ただし、”挨拶”だけでも全く問題はありません。

菓子折りを渡す事で相手により良い印象を与え、人間関係を退職時も良好に保つ事ができ、新たな縁を結ぶ事ができるかもしれないという可能性があるということを、今回は知っていただき、退職時、菓子折りを渡す渡さないの判断をしてみてください。

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著者

「20代のバックアップ」をテーマにしたブログを運営する執筆家。物事に真面目に取り組んだけど上手くいかず、周囲から嘲笑されてしまった経験から自分の心に素直に従って頑張る人のサポートができればと思い発信。記事は全て自らの手で書いています。このサイトでは世渡りの為の知恵のほかに「20代に良いビジネス書」「装い道具」「人間関係を良くする物」等を紹介しています。

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