MENU
カテゴリー

ビジネスで”聞いた”を目上の人に使う時の言い換え方

当ページのリンクには広告が含まれています。

仕事では、取引先・お客様、同僚など関わる人が多く、色々な人がいます。

色々な人がいるからこそ、ひょんな一言で関係性が崩れてしまったり、思わぬ言動で相手の信頼を得ることができ、仕事がうまくいくなど様々な現象が起こります。

今回の記事では、仕事上で相手からの信頼を得るための言葉遣いを紹介します。

信頼を得る言葉遣いを知っていただき、仕事を円滑に進めることができるようにすることが本記事の目的です。

この記事でわかること…

・信頼を得る言葉遣い
・”聞いた”の敬語表現

この記事の著者

内向型人間
たくしん
takushin

詳しいプロフィール

インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。

バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。

今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。

目次

ビジネスで”聞いた”を使う場面

ビジネス上で”聞いた”という言葉を使う場面があります。

・会社の同僚から”聞いた”と取引先に伝えるとき
・目上の人から”聞いた”と目上の人に伝えるとき
・上司から”聞いた”ことを伝えるとき

様々な場面があります。

その中でも今回は「目上の人から”聞いた”ことを目上の人に伝える」場面を想定して、”聞いた”という語を使うときに相手に失礼にならない言い方を解説していきます。

なお、「会社の同僚から”聞いた”と取引先に伝えるとき」の”聞いた”の表現は別記事で解説しておりますので参考にしてみてください。

目上の人から”聞いた”ことを目上の人へ伝える言い方

「目上の人から”聞いた”ことを目上の人へ伝える」というシチュエーションがまずどういうシチュエーションなのか、あまり想像できないかもしれませんので、具体的にしていきます。

「目上の人から”聞いた”ことを目上の人へ伝える」シチュエーションは例えば

・取引先から聞いた情報を、別の取引先に共有するシチュエーション
・上司から聞いた情報を取引先に共有するシチュエーション
・取引先から聞いた情報を上司に共有するシチュエーション

ざっくりとこのようなシチュエーションが考えられます。

これらのシチュエーションで的確な変換は”聞いた”の言い方は”伺いました”です。

”伺いました”というのは”聞いた”の「謙譲語」表現になります。

「謙譲語」というのは、のちほど解説しますが、「自分がへりくだって、相手を敬う敬語」です。

・取引先から聞いた場合

・お客様から聞いた場合

の文章を敬語表現にすることができ、きれいで相手に失礼のない文章を作ることができます。

ここで気になるポイントが、「上司から聞いた情報を取引先に共有するシチュエーション」では”伺いました”を使わないの?という部分です。

このシチュエーションの場合、”伺いました”を使うのはあまり適切ではないと言えます。あくまでも”あまり”です。

なぜならば、ビジネス上、身内に謙譲語表現をする必要はないからです。

これは、「自分の会社よりも取引先のほうが敬うべき存在ですよ」と表現することからきていると考えられます。

ですので、「上司から聞いた情報を取引先に共有するシチュエーション」の場合、”聞いた”を”聞きました”などの丁寧語表現にすると違和感を与えず伝えることができます。

”聞いた”の敬語表現

”聞いた”の敬語表現を知っておくことで、突発的に”聞いた”を敬語にしなければいけない場面で、焦ることなく相手へ失礼のない文章を作成することができます。

敬語表現

・丁寧語
・謙譲語
・尊敬語

”聞いた”の丁寧語

丁寧語というのは、「目上の人に対して敬意を表す」敬語表現です。

丁寧語を使うのに適した相手は

・取引先
・お客様
・上司
・先輩
・後輩
など

「目上の人」なのに、年下の人とか後輩にも使うの?

と疑問に思うかもしれません。

これは、丁寧語が”へりくだりすぎない”敬語表現だからです。

あくまでも、相手に敬意を表すための敬語表現ですので、誰に使っても適する語といえます。

特に、関係性が浅い人には丁寧語を使うことで、敬意を表しつつも、心理的距離が近いことを遠回しに伝えることもできます。

言い換え例

聞きました、お聞きしました

”聞いた”の謙譲語

謙譲語は、自分がへりくだって(控えめ、謙遜)、相手を敬う敬語表現です。

謙譲語を使うのに適した相手は以下です。

・取引先
・お客様

「目上の人」と覚えておけば間違いありません。

取引先やお客様はビジネスでは大切な商売相手となりますから、自分を謙遜し、相手を敬うことが必要だと言えるでしょう。

上司も目上の人になりますが、あくまでも身内であるため、謙譲語ほどかしこまらずに丁寧語表現でも十分にきれいな文に聞こえるので問題ありません。

”聞いた”の謙譲語には「伺いました」、「拝聴しました」があります。

目上の人から聞いたことを、別の目上の人に伝える時に”聞いた”を変換する場面で、「拝聴しました」だと瞬時に聞いたときにかしこまりすぎてしまっている感じに聞こえてしまいます。

なので、もし、同様の場面で”聞いた”を謙譲語に変換するならば、「伺いました」に変換するのが違和感のない”聞いた”の敬語表現といえます。

”聞いた”の尊敬語

尊敬語は、自分以外の相手、第三者を主語にして使用する尊敬語表現です。

なので、「目上の人から聞いたことを、目上の人に伝える」という場面では、尊敬語にはできないということを覚えておけば大丈夫です。

分かりやすいように例をみてみましょう。

”聞いた”=お聞きになった

という尊敬語に変換し、文を構成すると「〇〇さんからお聞きになった情報があります」このような文章が出来上がります。

いかがでしょう?

少し違和感を感じませんか?

この文章だと、「〇〇さん」が他の人から”聞いた”という意味になってしまいます。

シンプルに「〇〇さんから聞いたことを伝えるよ」と目上の人に伝えたい場合は、「自分(あなた)」を主語にしなければ、すんなりと会話が進まない場合があります。

ですので、目上の人から聞いたことを別の目上の人に伝えたい場合は、尊敬語に変換しないというほうが伝わりやすく、違和感のない文章にすることができます。

”聞いた”の敬語表現の使用上注意点

”聞いた”という語句を敬語表現にして、相手に失礼がない文章を作る時に注意したいことがあります。

それは、こちらの3つのポイントです。

・丁寧語と謙譲語の使い分けに気を付けよう
・身内の呼称に気を付けよう
・相手との関係性次第で使い分ける

丁寧語と謙譲語の使い分けに気を付けよう

丁寧語は謙譲語よりも、崩した表現になります。逆に、謙譲語は丁寧語よりもかしこまった表現になります。

このことを念頭に置き、話し相手は「ある程度フランクな関係か」または、「かしこまらなければいけない関係か」を見極め、”聞いた”を敬語表現にします。

今回のテーマである、「目上の人から”聞いた”ことを目上の人へ伝える」シチュエーションを考えた時、”聞いた”の適切な敬語表現は、”どっちもありえる”です。

ネコジョジョバーナ

そんな…。

上記の文章で解説すると、「目上の人から”聞いた”ことを目上の人へ伝える」という文章は、目上の人が二人でてきます。仮に、文中の最初に出てくる目上の人を”目上の人①”、後から出てくる目上の人を”目上の人②”としましょう。

目上の人①がもし、自分の会社の上司だった場合、「ビジネス上、身内の呼び方は呼び捨て」というマナーに則ると、目上の人①(自分の上司)から”聞いた”という語句は、かしこまりすぎない敬語表現の”聞きました”にするのが自然といえます。

次に、目上の人①がもし、他の取引先だった場合、ビジネス上、見えない上下関係(もちろん自社が下)がありますから、かしこまる”伺いました”へ変換するのが、自然であると言えます。

たくしん

状況に合わせて使い分けが必要ってことだね

もしわからなければ、身内から”聞いた”以外は、”伺いました”を使えば間違いありません。

それだけを念頭に置くと、とっさの会話に対応することができます。

身内の呼称に気を付けよう

ビジネスの中では、「身内を呼び捨てにする」というマナーがあります。

どういうことかと言いますと、取引先やお客様などの外部の人と話すときは”同じ会社の人(同僚や上司)の名前を呼び捨てにする”ということです。

同期だから呼び捨てにする、後輩だから呼び捨てにするということではなく、上司部下・年齢関係なく、自社の社員は呼び捨てにすることがビジネス上の決まりのようになっています。

今回のテーマである「目上の人から聞いたことを、目上の人に伝える」という場面においては、文中、先頭の”目上の人”が自社の上司だった場合、上司の名を呼び捨てにすることが正しいと言えます。

「上司の〇〇から聞きました」

また、”聞いた”相手が、身内でなかった場合(他の取引先など)はちゃんと、敬称を忘れないようにしましょう。

相手との関係性次第で使い分ける

”聞いた”を敬語表現にする場合、相手との関係性次第で使い分けることも、良好なコミュニケーションにおいて大切と言えます。

例えば、仲の良い取引先やお客様で、普段からフランクに会話を行う関係であった場合、急に、かしこまった表現である「お伺いしました」「拝聴しました」などに変換すると「ん?急にどうしたんだ?」と違和感を抱かせてしまう可能性があります。

相手との関係性次第では、「〇〇さんから聞いたのですが」など砕けた文章のほうが違和感なく会話を進めることができるということを念頭においておくと良いでしょう。

そのまま使える例文

もし、今、「目上の人から聞いたことを、目上の人に伝える」状況に陥っている人のために、すぐに使える例文を紹介します。

例文はこちら

1. 弊社の私の上司である〇〇からお聞きしたことで、〇〇さんに伝えたいことがあります。
2. 〇〇様(別取引先)から伺ったのですが、〇〇(情報)をご存知でしょうか?

このように情報の伝達を行うことで、相手に失礼にならず、かつ、誠実さを伝えることができるでしょう。

まとめ

今回は、「目上の人から”聞いた”ことを、目上の人に伝える」ときの”聞いた”をどの敬語表現にすれば、会話の相手に違和感なく、失礼のないように伝えられるかということを解説しました。

長々と解説しましたが、”聞いた”の敬語表現は”謙譲語”に変換すれば、相手に違和感を抱かせずに、かつ、丁寧に伝えることができます。

この記事がお役に立てば幸いです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれたら嬉しいです!

著者

”人間関係”に関係することを地道に書いています。

普段は会社員をやりつつ、執筆・ダーツプレイヤーをしている人。

小説を執筆中。

コメントする

コメントする

CAPTCHA


目次