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メールで「同僚から聞きました」を使うときの敬語と注意点

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取引先に使う言葉がたまに分からなくなる、たくしん(@takushinyoutube)です。

「自分が休みの日に取引先から連絡があったらしいけど、同僚から聞いたことを取引先に言うにはなんて言えば失礼ではないだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

今回は仕事の上で欠かせない、取引先への言葉遣いについて解説していきたいと思います。

他の記事では「前者後者」という言葉の使い方を解説しています。


主にメールで「同僚から聞きました」を使うときの敬語と注意点を解説していきます。

その他にも場面別の使い方を解説していますのでそちらも参考にしてみてください。

目次

メールで「同僚から聞きました」を使うなら

メールで「同僚から聞きました」を使うなら以下の文章が適切です。

⬇⬇⬇

「弊社の〇〇(上司や同僚の名前)から聞きました」

文章の一つ一つを解説していきたいと思います。

解説

弊社:相手(取引先)に対して使う言葉です。自分が所属している会社を下に表現し、へりくだる言葉になります。謙譲語。

〇〇(上司や同僚の名前):相手(取引先)などに向かって自分の会社の人の名前を出すときは呼び捨てで呼びます。身内換算であり、最も敬うのは相手(取引先)だからです。

「聞きました」:聞いた相手は同僚であり、身内であるから敬語の中でも崩した表現である、「聞いた」の丁寧語である「聞きました」を使います。

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「弊社の〇〇(上司、同僚)から聞きました」の実践例

「弊社の〇〇(上司、同僚)から聞きました」の実践例をお伝えしたいと思います。

「弊社の〇〇(上司、同僚)から聞きました」という言葉はメールの場面のみならず、様々な場面で用いることができます。

そこで、場面別にみた実践例を解説していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

メールで取引先に連絡をする場合

「大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇です。つきましては、先日弊社の〇〇から聞きました件でご連絡させていただきました。」

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電話にて取引先より進捗を確認された場合

「お問い合わせの件につきましては、先日、弊社〇〇から聞きました。その上で、お問い合わせ内容にご回答させていただきます。」

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休みの次の日取引先に伝える場合

「先日はお休みをいただいており、ご連絡できず誠に申し訳ございません。本日、弊社の〇〇から昨日(さくじつ)お問い合わせしていただいたことを聞きました。

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自分が離席中だった時のクレームの謝罪を行う場合

「今回はご不便とご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。先程、弊社の〇〇から今回の件につきまして聞きました。誠に申し訳ございませんでした。」

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「聞きました」の言い換え

「弊社の〇〇(上司、同僚)から聞きました」の「聞きました」は“違うのでも良いのでは?”と疑問に思う人もいるかもしれません。

そんな人のために「聞きました」の敬語を一覧にしてみました。

なぜ「聞きました」が適切なのか解説していきたいと思います。

類義語

類義語の例としては「伺いました、耳にしました、訪ねました、問いました、質問しましたetc…」です。

「伺いました」:謙譲語にも入ります。

「耳にしました」:意図せず聞くという意味になるので、「いや同僚からちゃんと聞いてないんかい!」とツッコミが入るのであまりよろしくない。

「訪ねました」:確かに「聞きました」と同じ意味ですが、往訪(相手の場所に行くこと)を意味するときに使うのが一般的。

「問いました」と「質問しました」:文を聞いていて違和感が出てきます。「弊社の〇〇に問いました」「弊社の〇〇に質問しました」これでは相手からしたら「質問したからなに?」と疑問を抱かせてしまう。

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謙譲語

謙譲語とは自分がへりくだって、相手を敬う敬語です。

「聞きました」の謙譲語には「伺いました」と「拝聴しました」があります。

「拝聴しました」:注意して聴くというニュアンスになります。授業や講演会などを聞いた後で目上の人にそのことを話す場合「講演を拝聴しました」というのが自然です。

「伺いました」:相手の話を聞いたということの謙譲語。

ポイント

「弊社の〇〇から〜」の文では聞いた相手が身内(同僚や上司)のため謙譲語を使うのは適切ではありません。そのため「伺いました」は使用できないと言えます。

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尊敬語

尊敬語は自分よりも相手や第三者を高く位置づけ経緯を示す敬語です。

「聞きました」の尊敬語には「お聞きになった」があります。


尊敬語であればそもそも主語が変わってしまいます

自分が主語であれば「聞きました」、相手が主語であれば「お聞きになった」という語になります。


バランスから見ても「弊社の〇〇がお聞きになった」〇〇がさん付けをしない呼称なのにもかかわらず、尊敬語を使うのはおかしくなってしまいます。

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丁寧語

丁寧語とは話し手が聞き手に対して敬意を表すための敬語です。

「聞きました」が丁寧語になります。

「弊社の〇〇から聞きました」が重すぎず軽すぎない最適な敬語だと言えます。

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メールで「弊社の〇〇から聞きました」を使う時の注意点

メールで「弊社の〇〇から聞きました」という語を使う時には注意点が3つあります。

紹介する注意点に気をつけて使うようにすると良いです。

1 「伺いました」と「聞きました」を間違えない

「伺いました」は謙譲語であり、「聞きました」は丁寧語です。「弊社の〇〇から〜」の場合は主語が〇〇(身内)なので相手(目上の人)に対して使う謙譲語ではなく、敬意を示す丁寧語を使用するのが適切といえます。

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2 身内(自分の会社の同僚や上司)は呼び捨てにする

「弊社の〇〇さんから聞きました」としないよう気をつけましょう。

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3 当社と弊社を間違えない

当社は会社内で使う言葉であり、弊社は社外で自分が属する会社を呼ぶときに使う語句になります。

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まとめ

メールで「同僚から聞きました」を相手に失礼のないように自然に伝える場合は「弊社の〇〇から聞きました」と変換すると良いです。

その際に注意することは

1 「聞きました」を使う

2 「身内は呼び捨て」

3 自分が所属する会社の呼称は「弊社」を使う

以上の3つに注意して使いましょう。

その他仕事で使える言語を解説しています。是非参考にしてみてください。

以上

たくしんでした。

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著者

こんにちは、インキャ・インドアという2つの”イン”を持つ者です。

自分で言うのもなんですが、かなり人に恵まれています。

”人”に関係する悩みの解消法を独自の経験から発信します。

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