新社会人になり、「視座を上げなさい」と言われたことはありませんか?
今日は『視座を上げるための本』を紹介したいと思います。
*視座を上げるにはどうすれば良いの?
*参考になる本ないかな?
といったお困りがある方にお届けします。
きっと、悩みの解決の一助となります。
大船に乗った気持ちで御覧ください。
まずお伝えしたいのは、あなたにおすすめする1冊は『君たちはどう生きるか』という本です。
1937年(約86年前)に最初に書かれた小説です。
2017年に『漫画 君たちはどう生きるか』で再版され大ヒットしました。
そんな本を紹介していきます。
私は大学2年生まで読書とは無縁の生活をしていましたが、読書を始めたことによって、つい最近昔の考えとは大きく変わっていることを実感し、さらには、現実でのイベントが増えました。
イベントというのは仕事しかり、プライベートで起きています。
仕事では様々な仕事を任せていただいたり、転職したり。
プライベートでは人生の目標が一つ一つ少しずつではありますが達成したりと日々変化にあふれています。
視座を上げることで想像以上に世界が広がることをご理解いただければ幸いです。
それでは本題に参りましょう。
視座を上げるために『君たちはどう生きるか』を読もう
著者は『吉野源三郎』氏です。
冒頭でもお伝えしたとおり初版は1937年になります。
2017年に羽賀翔一氏による漫画化で大ヒットしました。
元々は大正から昭和にかけて活躍した小説家、山本有三氏が執筆予定でしたが、山本氏の体調面を考慮し、吉野氏が執筆する事になりました。
さらに、2023年公開のスタジオジブリ映画で宮崎駿監督は本書から題名を取る事になりました。
そんな本書は視座を上げるためのヒントをたくさん学ぶことができます。
きっとあなたの
*視座を上げるにはどうすれば良いの?
*参考になる本ないかな?
という悩みの解決のヒントをくれると思います。
なぜこの本が視座を上げる本なのか
本書は『立派な人とは』ということをテーマに上げており、人としての目指すべき立派さについて解説されています。
テーマに沿って、話が進むにつれて、今まで考えてこなかったであろう視点や、人としてどう生きていくのかについてのヒントを知ることができます。
つまり、間接的に「視座」が上がります。(人として立派になるにはどういう考えを持つことが大切か等)
私も本書を読んで、「人として大切なことはそういうことだよなぁ」と考えさせられるポイントがいくつもありました。
また、「コペル君」というキャラクターに焦点をあてて物語調で進むことによって、理解もしやすく、感情移入をしやすいことから、「本を読んで視座が上がる感覚」を得やすいのでないかなと感じました。
たくしんの一文抜粋
個人的に考えさせられた一文を紹介していきたいと思います。
私が取り上げる一文がこちら
「人間としてこの世に生きるということがどれだけの意味のあることなのか、それは、君が本当に人間らしく生きてみて、その間にじっくりと胸に感じ取らなければならないこと」
『漫画 君たちはどう生きるか』著者:吉野源三郎 イラスト:羽賀翔一 P102より抜粋
“人間としてこの世に生きるということがどれだけの意味のあることなのか”
私は一度転職を経験しております。
転職の理由が「前の会社にいても自分の存在意義がわからない」というなんとも生意気な理由でした(笑)
まさに本書と同じように「人間として生きる意味」で悩んでいたんです。
結果、転職をして別の仕事をしていますが、前職よりも少し人間としてこの世に生きるということの意味をわかってきたのかなと思っています。
ただ、「人間らしく生きてみて、その間にじっくりと胸に感じ取らなければならないこと」
と書いてあるとおり、私もまだまだ考え中ではあります。
”考える”ということの大切さを感じる一文になっています。
取り上げたポイントは仕事のどの部分に役立つのか
もちろん、人として立派であるということを自ずと考え、自らの価値観を作っていくことに繋がるということも大切なのですが、”考える”という思考力を鍛えることにも繋がると思います。
思考力というものは仕事の全てに役立つことでありますが、新社会人であれば、
「事務処理」
「営業」
「企画」
で特に役立つものだと考えます。
「事務」であれば…
効率的かつ効果的に仕事を進めるためにはどうしたら良いのかということを考え、改善していき精度と早さを追求していくことができます。
「営業」では…
人と人の関係が主である仕事であり、「人」そのものが大切になってきます。まさに、視座を上げて、人として立派である必要がでてくるのです。
立派な人はどういう人であるかを自分で考え、定義し、自分の定義に則って立派な人を目指すことにより
・営業成績の向上
・仕事の垣根を超えた人生をより豊かにすること
に近づきます。
「企画」では…
思考力がダイレクトに必要な業務であります。
斬新なアイデアでイノベーションを生み出し、社会に新しいシステムを提供する。
思考力を高めることにより、こういった様々なことができます。
どんな人におすすめか
本書はどんな人におすすめなのでしょうか。
それはこんな人と言えるでしょう。
*視座をあげようとしている人
*過ちを犯してしまい、どう向き合っていけば良いか悩んでいる人
「過ちを犯してしまい、どう向き合っていけば良いか悩んでいる人」
ここに関することは、私自身経験があります。
私も「人としての道義に反してしまった」と思う過ちを犯したことがあります。
その過ちとは、すごくお世話になった人と音信不通にしてしまったことです。
つまり、自ら良縁を切ろうとしてしまったことです。
きっと、過去に自分の過ちに打ちひしがれているときに本書を読んでいたら、もっと早く過ちと向き合って立ち直ることができただろうと思います。
また、本書ははよくある「自分を成長させよう!」といった自己啓発書ではなく、悩み苦しんでいる人にとって、悩みとの向き合い方の一つを教えてくれる本でもあります。
自分を高めるために読もう!とするのも良いことではありますが、心の中の引っかかりを取り除きたいと思っている人にも読んでもらいたい一冊です。
本書を読んで良かったこと
私がこの本を読んで良かったことは、改めて自分の行いを振り返るきっかけになったことです。
”考えること”の大切さもそうですが、日々の中で本書に書かれていることができているかを内省するきっかけをくれました。
できていないこともたくさんありました(笑)
また、振り返ると、本書の内容で実践していることもあり、確かに視座が上がったと感じます。
その証拠に、現実世界が劇的に変化しています。
冒頭でもお伝えしましたが、新しい仕事を任せられたり、プライベートでは数年前には想像していなかったことが起こったりと、様々な事象が現れています。
つまり、本書を読むだけではなく、実行することが大きな変化の一歩となると考えています。
まとめ
社会人になって、急に「視座を上げろ」と言われても正直ピンとこない経験が私にもあります。
しかも、困ったことになぜ「視座を上げるのか」という大事な部分が抜け落ちて説明されます。
ですが、胸をはって言うことができることは「視座を上げることは必ずあなたの役に立つ」ということです。
視座を上げる方法をお伝えすることも可能ですが、まずは自分で方法を探してみて実践してみることが効果が現れる近道だと思っています。
勉強でも同じです。
やれと言われてやったがなかなか成績が上がらない。
自発的にやらなければ何事も苦痛しかありません。
ぜひ、本書を読んでみて、自らの解釈を発見し、私生活の変化を楽しんでください。
以上
たくしんでした
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