社外で「自分が所属する会社」を表現するのに「あれ?弊社だったっけ?当社だったっけ?」と迷うこと、ありませんか?
自分が所属している会社は“弊社”を乱用している、たくしん(@takushinyoutube)です。
冒頭でもお伝えしたように、「自分の会社」を社外で発信する時にどう呼べばよいのか?一瞬でも迷ったことがありませんか。あの迷う時間、積もり積もったら余計な時間ですし、迷うのにも労力が必要で脳の疲労に繋がりませんでしょうか?
そこで今回は“「自分の会社」を社外で伝えるときに適切な表現”を紹介していきたいと思います。
さらに、本記事ではいつでも振り返ることができるように直感で見直しができるように構成していますので、忘れたときにはすぐに見返して、思い出すストレスを軽減していただければと思います。
内向型人間
たくしん
takushin
詳しいプロフィール
インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。
バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。
今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。
素早く「自分の会社」の呼び方をみたい人は以下のアイコン目次より項目にジャンプしてください
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社外で「自分の会社」を伝えるには?
結論からお伝えすると、社外で「自分の会社」を伝えるには「弊社」(へいしゃ)が最適だと言えます。
「自分の会社」の呼び方にはその他に「小社」(しょうしゃ)や「私共」(わたくしども)、「手前ども」(てまえども)を使用することがあります。
「弊社」(へいしゃ)を使用する理由としては、“よく耳にする”+”謙譲語”でありどの場面でも使える。というのが挙げられます。
「弊社」(へいしゃ)は相手よりもへりくだる表現(謙譲語)であるので、失礼を感じない表現と言えます。言葉で伝えるときも、文面で伝えるときもどちらも「弊社」で大丈夫です。
自分の会社の呼び方一覧
冒頭では「自分の会社」の呼び方は「弊社」(へいしゃ)が良いとお伝えしましたが、他の「自分の会社」の呼び方を解説していきたいと思います。
フッとした瞬間に呼び方を忘れてしまったり、思い出せないときに活用してみてください。
自分の会社の呼び方一覧 | |
弊社 | 呼び方:へいしゃ 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
自社 | 呼び方:じしゃ 敬語:丁寧語 使う相手:基本的には同僚など |
当社 | 呼び方:とうしゃ 敬語:丁寧語 使う相手:基本的には立場上同じ人など |
小社 | 呼び方:しょうしゃ 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
私ども | 呼び方:わたくしども 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
手前ども | 呼び方:てまえども 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
弊社
「弊社」(へいしゃ)は敬語であり、敬語の中の謙譲語です。
前の項目でもお伝えしましたが、へりくだる表現です。
へりくだるということは自分を低くして相手が上ですよぉ〜という表現です。
「自分の会社」の呼び方が分からなければとりあえず「弊社」を使っておけば間違いないです。
自社
「自社」(じしゃ)は基本的に社内で活用する呼び方になります。
敬語ではないので社外では使えない語句と言えます。
私は仲がよくなった取引先の方などには「自社サービスは〜」と普通に使っていて何も怒られもしなかった(もちろん、関係性が崩れることもなかった)ので、関係性を考えて使用するぶんには問題ないと思います。
当社
「当社」(とうしゃ)は基本的には社内で用いる語句です。
一応、敬語であり、敬語の中の丁寧語にあたる語句です。
後ほど説明をしますが、丁寧語は相手を立てる時やへりくだる時には使用しません。
あくまでも、言葉を丁寧にするという属性であるため、丁寧語単体で使うと完全な敬語にはならないのです。
「当社」は基本社内で、社外で使う場合は対等な関係の人などに使うのが良いでしょう。
ちなみに私は気にせず誰彼構わず「当社」を使っています。反面教師にしてください。
小社
「小社」(しょうしゃ)は「弊社」と同じ意味です。
つまり、へりくだる表現、敬語です。
「弊社」のかわりに使うことが出来る語句ですが、あまり聞き慣れない言葉であり、相手にも「?」と疑問を持たせてしまうかもしれません。
また、「小社」は“自分の会社は小さい会社です”という表現であり、自他ともに認める大企業にも関わらず取引先などに使用していると少し嫌味に聞こえてしまう可能性もありますが、そこまで気にしている人はほぼいないのであまり心配することはないでしょう。
私ども(わたくしども)
「私ども」(わたくしども)は自分が所属する集団や家族を指す表現です。
へりくだる表現であることから、「私ども」は敬語の中の謙譲語にあたります。つまり、「弊社」と同じような使い方が出来ると言えます。
私はよく「私どもの不手際で〜」といった使い方をします。
「弊社」を忘れてしまったときに使用してみるのはいかがでしょうか。
手前ども(てまえども)
「手前ども」(てまえども)とは「わたくしども」と同様に、自分たちをへりくだって表現する語句です。
銀行員さんなんかが使っていた表現です。(今は使っているが定かではありませんが。)
へりくだる表現ということから敬語の中の謙譲語と言えます。
こちらの言葉もあまり聞き慣れない言葉ではありますので、同じ謙譲語を使うのならば、やはり「弊社」を使用したほうが安心ですね。
場面別の使い方
「自分の会社」の呼び方については様々あるということをご理解いただけたと思います。ですが、「具体的にどう使うか?」という疑問が残りませんでしょうか?
こちらでは“場面別にみた「自分の会社」の呼び方”を紹介していきたいと思います。
もし、同じ場面を体験中でしたらぜひ参考にしてみてください。
社外で自分の会社を呼ぶ場合
- 社外で商品を紹介する時
- 社外へ同僚から聞いた内容のメールを送る時
- 社外で自分の会社のことを聞かれた時
- 社外でお詫びの連絡をいれる時
- 社外で何か提案を行う時
社内で自分の会社を呼ぶ場合
- 社内で社員同士で話す時
- 社内でプレゼンを行う時
社外で商品を紹介する時
“弊社”はこのような商品を取り扱っております。
➡へりくだる表現の「弊社」(へいしゃ)を使う
社外へ同僚から聞いた内容のメールを送る時
いつもお世話になっております。”弊社”の〇〇より聞きました件でご連絡させていただきました。
社外へ同僚から聞いたことを伝えるにはこちらで詳しく解説しています
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社外で自分の会社のことを聞かれた時
“弊社”はこのような商品を取り扱っております。
➡商品を紹介して利用してもらうのが目的であるから、へりくだる表現である「弊社」を使用するのが適切
“小社”が解決すべき問題は多くあります。
➡「弊社」のかわりに「小社」(しょうしゃ)を用いている
社外でお詫びの連絡をいれる時
この度は”手前ども”の不手際でご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
➡「手前ども」は「私たち」の謙譲語です(相手を立ててへりくだる表現)。
社外で何か提案を行う時
“私ども(わたくしども)”がご提案できることは以上となります。
➡私たちの謙譲語表現を使い、へりくだり相手を立てます。
社内で社員同士で話す時
もう”自社”サービスは使いましたか?
➡”自社”は「自分の会社」の丁寧語表現。社内でフラットな関係の人と話すときに用いるのが良いです。
社内でプレゼンを行う時
“当社”が持ち合わせている既存のサービスを活用し、新しいサービスを展開しましょう。
➡丁寧語表現になります。社内での目上の人がいるプレゼンなどに使うと良いです。
使用頻度と体験談
私ごとで誠に恐縮ですが、「自分の会社」の言い方で一番使用頻度が高い表現と体験談をお伝えしたいと思います。
私の中で一番使う「自分の会社」を指す表現はもちろん、「弊社」がダントツの1位です。
その次に「当社」があります。
「弊社」は場面を選ばずに使えるため、とても重宝します。
「自分の会社ってなんて言えば良いんだっけ?」と困ったら迷わず「弊社」を使用してください。間違いありません。なんなら、今日の記事では「弊社」だけを覚えて貰えれば目的クリアです。
なぜならば、やはり「弊社」はへりくだる表現(謙譲語)なので、敬語として間違いがないということです。
体験談
「弊社の商品は他社とはこんなところが違います。」
「弊社の不手際で誠に申し訳ございませんでした。」
こんな感じで使っています。
使用頻度2位「当社」は仲が良くなった取引先などの会話の中で使っています。わざわざへりくだる表現をすると軽い感じの会話の流れに違和感を抱いてしまうからです。
仲良いなという関係性の人には「当社」を使って「自分の会社」の呼び方のバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか。
自分の会社の呼び方のポイント
「自分の会社」を呼ぶ時のポイントをまとめました。
ポイントは2つあります。
1 敬語を意識する
2 「小社」の使い方には注意する
1 敬語を意識する
次項で解説しますが、敬語を意識すると「自分の会社ってなんて呼べば良いんだっけ?」と忘れることが少なくなります。
敬語には
・謙譲語
・丁寧語
・尊敬語
がありますが、これらを頭の片隅においておくことで表現に迷いが生じなくなります。
2 「小社」の使い方には注意する
「小社」は自分の会社は小さい会社ですと言う意味であり、へりくだる表現です。大きな会社だと少し嫌味に聞こえてしまう場合もありますので、使用するときは注意が必要になります。
また、「弊社」と「小社」は意味が同じですが、「小社」はあまり耳にしないため、「弊社」を使用するのが安心と言えます。
敬語の種類
自分の会社の呼び方がパッと思い出しやすいように、敬語の種類を紹介したいと思います。
「自分の会社の呼び方のポイント」で紹介した通り、敬語を頭の片隅においておけば、いざというときに役に立ちます。
ぜひ、参考にしてみてください。
敬語
・謙譲語
・丁寧語
・尊敬語
謙譲語
謙譲語は相手よりもへりくだる表現を表すときに使用します。目上の人や社外で使用するのが良いでしょう。
丁寧語
丁寧語はへりくだる表現や相手を敬う表現では使用せず、言葉を丁寧にしたいときに使用します。基本はどの場面でも使うことができますが、へりくだる時、相手を敬う時には使用することができないので注意です。
ただ、丁寧語+謙譲語などの使い方は可能です。これは別途敬語の記事で解説していきたいと思います。
尊敬語
尊敬語は相手や相手の状態などを高める敬語です。目上の人・自分よりも立場が上の人を敬うときに用いる敬語であります。
まとめ
今回は「自分の会社」の呼び方を忘れてしまった人のために、何度も見返せるよう「自分の会社」の呼び方を一覧化しました。
もう一度表を御覧ください。
自分の会社の呼び方一覧 | |
弊社 | 呼び方:へいしゃ 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
自社 | 呼び方:じしゃ 敬語:丁寧語 使う相手:基本的には同僚など |
当社 | 呼び方:とうしゃ 敬語:丁寧語 使う相手:基本的には立場上同じ人など |
小社 | 呼び方:しょうしゃ 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
私ども | 呼び方:わたくしども 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
手前ども | 呼び方:てまえども 敬語:謙譲語 使う相手:取引先、目上の人など |
この一覧を参考に「自分の会社」の呼び方を思い出してみてください。
忘れて→調べて→忘れて→調べて…とやっていると時間が塵も積もれば山となる形式で無駄になってしまうので、少しでも時間の節約をしていだきたく一覧化しました。
また、「自分が休みの時の情報を同僚から聞いたけど、取引先にはなんて言えば良いかな?」とお悩みの人には「取引先へ同僚から聞いたことを伝える時の言い方」の記事があります。
以上
たくしんでした。
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