新しく社会人生活が始まる4月。
環境の変化、関わる人の変化、季節の変化など、様々な変化があり心身共に疲弊してしまうことが多いですよね。
そんな中で、新しい仲間との付き合いも始まります。
その仲間とは同じ時期に同じ企業に入社した”同期”です。
そして、「同期と、どう接していくべきか」悩んでしまう時期でもあります。
今回は「同期の輪に入るべきなのか?」とお悩みをお持ちの方に「同期との輪に入るべきか、入らなくても良いのか」ということを解説していきたいと思います。
少しでも皆さんの新社会人生活が過ごしやすくなりますように思いを込めお届けします。
内向型人間
たくしん
takushin
詳しいプロフィール
インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。
バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。
今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。
同期の輪に入るべきか?入らなくても良いか?
今回の記事で伝えたいことを先にお伝えしたいと思います。
「同期の輪に入るべきか、入らなくても良いのか」という疑問に対しては、一概に”こっちが正解!”とは言えないのが事実です。
正解教えてくれないのかにゃ
いや、言えることはある!
言えるのは、人によって答えが変わるということです。
- 「同期の輪に自分から入りたい!」と心から思っている人は同期の輪に入ったほうが良い
- 「無理に同期の輪に入ろうとしている」人は無理に同期の輪に入る必要はない
という2パターンです。
そもそも、会社の同期というのは、学生の頃とは違い、人数も限られていて、育ってきた環境も大きく異なることから、自分との性質が違っており、仲良くなれるか・なれないかは運要素が強い、ということです。
その中で、同期と”深く関わりたい”と思っても、”あまり関わらないでいたい”と思っても良いと言うことです。
意欲的に「同期の輪に入りたい!」という方の対処法と、「なるべく同期の輪に入りたくない…」という方の対処法をそれぞれ解説していきたいと思います。
同期とのコミュニケーション方法(輪に入りたい人向け)
まずは、同期の輪に入りたい!と思っているひと向けに、同期とのコミュニケーション方法をお伝えしたいと思います。
また、同期との良好な関係性を築くためのコミュニケーション方法は別の記事で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみてください。
別記事で紹介しているコミュニケーション方法をざっくばらんに紹介していきたいと思います。
同期とのコミュニケーション方法
- 返事の仕方に気をつける
- 質問を意識的に行う
- ネームコーリングを活用する
- 自己開示を行う
- ミラーリングを活用する
- 共通話題を見つける
返事の仕方に気をつける
簡単にお伝えすると、「そっけない返事は好ましくない」ということです。
例えば、あなたがせっかく話題を振ったにも関わらず、「うんそうだね。」「まぁ。」といったそっけない返事をされたら良い気持ちはしないはずです。
話していて嫌な思いをする人とは話さないようにしようとなってしまう可能性があります。
相手が話題を考えて振ってくれたんだという背景を考え、思いやりを持った返事をすると良いでしょう。
質問を意識的に行う
人は「自分に興味を持ってくれている」というように感じると、自ずと自分の事を話したくなり、興味を持ってくれた相手に対して好感を持ちます。
「興味を持ってくれている」というように感じてもらう方法が、”質問”という手段です。
質問内容は何でも良いので、会話相手に対して気になったことについて、どんどん質問してみると良いでしょう。
会話を上手く続かせる質問方法はこちらの記事が参考になります。
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ネームコーリングを活用する
「ネームコーリング」というのは、「自分の名前を呼んでくれた人に対して好感を抱く」という心理的作用を利用した人間関係を良好にする心理学テクニックです。
「ネームコーリング」については別記事で詳しく解説しているのでそちらを参考にしてみてください。
自己開示を行う
誰しも得体のしれない人とは仲良くなりづらいですよね?
なので、自分のことを知ってもらうため、自分から自分のことを話す=”自己開示”をする。ということが、良好な人間関係を築くために役に立ちます。
自分のことを話すことによって、相手も相手自身のことを話そうとする心理的作用が生まれます。
これを”返報性の原理”といいます。
ミラーリングを活用する
「ミラーリング」も心理学テクニックです。
「ミラーリング」は「人は自分とにている人に好感を抱く」という心理作用を利用し、相手の動きを真似ることで、好感を得る方法です。
共通話題を見つける
共通点を見つけることで、一気に距離を縮められます。
例えば、自分が読書にハマっていて、相手も読書にハマっていた場合、「どんな本を読んでいるのか?」「月にどれくらい読んでいるのか?」など簡単に会話に繋がる質問を思いつくことができ、同じものにハマっているということ自体に好感を得ることができるのです。
共通点を見つけることは良好な関係性を築くためにかなり大切な要素だと言えます。
無理に同期の輪に入ろうとすることで起こること
無理をして同期の輪に入ろうとすると、自分自身が辛いのみならず、周囲の同期も気を使ってしまったり、楽しくなくなってしまうといった、両者共に良いことが起こりません。
無理に同期の輪に入ろうとすることで、具体的に起こることとして
- 「過度に気を使ってしまう」
- 「自分の好きなことを見失ってしまう」
- 「自分を否定してしまう」
というものがあります。
過度に気を使ってしまう
同期の輪に無理をして入ろうとすると、同期の顔色を伺ってしまったり、何か話題を作らないとといった、過度な気遣いをしてしまいます。
気を使いすぎてしまうと、自分自身精神的に疲れてしまうのみならず、相手にも気を使われていることが伝わり、相手も気疲れをしてしまうといった悪循環に陥ってしまいます。
特に、同期とそもそもの性格や性質が合わなければ、より気を使うようになってしまい、仕事自体が嫌になってしまう可能性があります。
自分の好きなことを見失ってしまう
無理をして同期の輪に入るには、同期と話題や空気感をあわせないといけなくなってしまいます。
そうすると、「本当は自分はこうやりたかったのに…」「自分が好きなのは同期が好きなものとは逆だけどあわせておこう」と自分の好きなことを誤魔化すようになってしまいます。
そのうち、どんどんと自分の好きなことを忘れていってしまい、「あれ?本当にすきなことってなんだっけ?」と自分の好きなことを見失ってしまいます。
自分を否定してしまう
同期の輪にうまく入れなかった時に、「どうして自分は馴染めないんだろう」「上手く話題を作れない…」「話の流れに上手く乗れなかった」というふうに自分を否定してしまう可能性があります。
自分を否定し続けてしまうと、自分を肯定すること=自己肯定感が下がってしまい、自分に自信がなくなってしまいます。
自信がなくなることで、様々なことに対して消極的になってしまうので、これも良いことではないのは明らかです。
同期の輪に入るよりも大切なこと
そもそも”同期の輪に入る”ということはそれほど重要ではありません。
まじかにゃ
理由をみればわかるぞ
理由としては
「同期とは生涯付き合い続けるわけではない」
「会社は仲良し集団ではない」
「同期以外にも仲良くなれる人はいる」
ということが挙げられます。
確かに、同期と仲良くなると「仕事が円滑に進みやすくなる」「仕事の不平不満を共有でき、心の安定に繋がる」などといった良い影響はありますが、無理して同期の輪に入ろうとしてしまうと、心身の調子を崩してしまい、仕事に悪影響が及んでしまいます。
こうなっては仕事をしに入社したのにも関わらず本末転倒になってしまいます。
簡単に表現すると”同期の輪に入る”理由としては「心身の安定」「仕事の不安の払拭」といったことが挙げられるわけです。
つまり、別の方法で「心身の安定」と「仕事の不安の払拭」ができれば良いわけです。
「心身の安定」と「仕事の不安の払拭」をすることができるのは、心を許せる人間関係を作ることが1つの方法と言えます。
心を許せる人間関係は、決して同期だけではなく、「上司」「先輩」「取引先の担当」といった人も対象になるのです。
実際に私自身、社会人になり同い年よりも年上や年下の人と仲が良くなることが多くなりました。
ここでお伝えしたいのは、社会人生活の中で仲良くなることができるのは決して「同期」だけではないということです。
「同期」しか仲良くなれないんじゃないか。という不安が払拭できれば幸いです。
どうやって仲良くなるにゃ
次の項目で説明していくぞ
同期以外の人と仲良くなるコツ
それでは同期以外の人と仲良くなるには、どうすれば良いのでしょうか。
この項目では同期以外の人と仲良くなるコツをお伝えしたいと思います。
同期以外の人と仲良くなるコツ
- 本を読む
- GIVE(与える)意識を持つ
- 自己開示をしていく
本を読む
特に年上の人と親密になりたいのであれば読書をすることが良い方法です。
なぜならば、年上の人は本を読んでいる人が多いからです。
仕事ができる人って読書家が多い気がするにゃ
イーロンマスクさんも読書家だとか
読書をすることというのは、知識が身につくだけではなく、共通の話題ができるというメリットも持ち合わせています。
もし「読書はしたことない」という人は、私が実際に読んで、上司とも話題のネタとなった書籍を別記事で紹介しているので活用してみてください。
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GIVE(与える)意識を持つ
人は自分に対して良くしてくれる人に好感を持ちます。
”良くする”ということがまさにGIVE(与える)ことです。
「困っていることに手を貸す」「仕事を手伝う」といった自分が相手にしてあげられることを考え、実行していく。
すると、相手も心をひらきやすくなり、親密な関係性に繋がりやすくなります。
最初から”くれくれ”精神(助けてくれ、良くしてくれ)だと相手に負担ばかりかかり、良好な関係性を作るのは難しくなってしまうでしょう。
まずは、自分から相手にGIVE(与える)気持ちを持って接するのが良好な関係に繋がります。
自己開示をしていく
自分のことを知ってもらうことは良好な人間関係を作るのに重要です。
何者なのかわからない人とは仲良くなることは難しいです。
まずは、自分のことを相手に知ってもらい、相手のことも話してもらう。
その繰り返しで、気づいたら良好な関係を作れているという結果をもたらします。
例)会話
あなた「私、休みの時は家でゲーム三昧なんですけど、〇〇さんは休みの日は何しているんですか?」
相手「そうなんですね!私は喫茶店巡りしてますね!」
といった、自分のことを開示して、相手のことも知る。という会話が良いでしょう。
できればご飯に行く
できれば二人や数人でご飯に行くと良好な関係性をつくるキッカケになります。
特に取引先の担当者とは、一緒にご飯に行くことで、仕事上では話せないことも話せるようになります。
そうなると、心の距離も縮めることができ、親密な関係になれるでしょう。
周囲の目を気にしない
「同期以外の人」と仲良くなろうとすることに、良く思わない同期もでてきます。
そのような人の特徴として「同期の仲は絶対」「会社では同期しか友達になれない」などといった横の繋がりを絶対視しているということがあります。
同期の仲を大事にしている人にとっては、同期意外と仲良くなろうとしている人を良く思わないかもしれません。
しかし、このような人の目を気にする必要はありません。
会社は仲良し集団を作る場ではなく、業績をあげるところです。
ただ、業績をあげるにも「精神の安定」が重要です。
そのために性格や性質が合わない「同期」よりも上司や先輩、取引先の担当者と親密になることは大切です。
同調圧力に気を使わずに、自分を大切にすることが何よりも優先すべきことです。
まとめ
今回は「同期の輪に入るべきなのか?入らなくても良いのか?」という同期との人間関係について解説していきました。
最後に、今回の記事の内容を簡単にまとめると
・同期の輪には”入っても入らなくてもどっちでも良い”
・同期の輪に入りたいのであれば相手を思いやったコミュニケーションが必要
・同期だけではなく上司や先輩、取引先の担当とも良好な人間関係は作れる
・自分の心身を保つ環境づくりが大切
このようになります。
一番大事なのはあなた自身です。
心身を崩さずに楽しく社会人生活を過ごすことが何よりも大事です。
自分を押し殺して周囲に溶け込もうとせずに、思いやりを持ち自分の中の好きなことを失わないということを意識してみてはいかがでしょうか。
以上
たくしんでした
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