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20代の1ヶ月の読書量は”0冊”が半数以上!?

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本格的な読書は20歳から始めました。
こんにちは、たくしん(@takushinyoutube)です。

20代で1ヶ月のうちに読書をしている人は
半分以下しかいないことをご存知でしょうか?

あくまでも一調査でありますので、
「20代は半数以上が読書をしていない!」と
断定することはできませんが、
それでも20代で読書をしている人はあまりいないと考えます。

今回は国立青少年教育振興機構が行った、
子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究』の調査資料を
参考にさせていただき、20代の読書量について解説していきたいと思います。

『読書を始めてみようかな』と思っている人の
一助になればと思います。

目次

20代がどれくらい読書をしているか

20代はどれくらい読書をしているのでしょうか。
個人的に読書をしている20代はだいぶ少ないのではないかと思います。
電車や街の中の人たちをみることでなんとなく分かっていただけるのではないでしょうか。

そんな20代の読書量は実際のところどうなのか、
今回は2019年の国立青少年教育振興機構様の調査(国立青少年教育振興機構 子どもの頃の読書活動の効果に関する調査研究〈令和3年3月発行〉:https://www.niye.go.jp/pdf/210811_02.pdf)を参考に所感をお伝えします。

20代の1ヶ月の読書量は?

全国20〜60代の男女5000人を対象とした調査結果(内20代男女1000人)

紙媒体での1ヶ月の読書量は『52.3%』が0冊

電子書籍での1ヶ月の読書量は『71.1%』が0冊

という結果になりました。

全国の1000人中なので、
確実なことは言えませんが、それでも多い数字だと言えます。

以下の表でもう少し詳しい読書量がわかります。

↓↓↓

20代 1ヶ月の紙媒体での読書量
0冊52.3%
1冊22.6%
2〜3冊15.6%
4〜5冊3.4%
6冊以上6.1%
20代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量
0冊71.1%
1冊8.8%
2〜3冊9.8%
4〜5冊4.1%
6冊以上6.2%

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オーディオブックはもっと少ない

最近では本を“聴く”こともできるようになりました。
オーディオブックは本の朗読を聴くことができる媒体です。

“聴く”という動作であるため、いつでもどこでも聴けちゃう優れものです。

しかし、その利便性とは反して、
紙の媒体や電子書籍媒体で読書するよりも、利用が少ないのです。

20代が1ヶ月で使用するオーディオブックの頻度は
92.3%が『0冊』なのです。

1割も利用していないということがわかります。

私的にはスキマ時間で読書ができるのでとても重宝していますが、
意外な調査結果を目にして大変驚きました。

20代 1ヶ月のオーディオブックでの読書量
0冊92.3%
1冊3.5%
2〜3冊2.4%
4〜5冊0.8%
6冊以上1.0%

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20代の読書量からわかること

もしこれから

・周囲と力の差をつけたい!

・知らないことがないようにしたい!

・社会生活で自己防衛力を上げたい!

このように思っていたら、読書を始めることによって、
その思いを達成することができるかもしれません。

調査から本を1冊でも読むことによって、
全体の4割になり、4〜6冊読むことで、
約5%の割合にはいることができ、必然的に知識も自信もついてきます。

なんであれば、
オーディブルに関してはオーディブルで1冊聴くだけで、
もう全体の3%に入り込めるという手軽さです。

・周囲と力の差をつけたい!

・知らないことがないようにしたい!

・社会生活で自己防衛力を上げたい!

という思いがある方は読書を始められるのも良いのではないでしょうか。

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読書の時間について

1ヶ月あたりの20代の読書量はわかりましたが、
20代の1日“読書時間”は本を読むとしたらどうなのでしょうか。

紙媒体での読書時間

こちらも資料を参考にしてみると、
1日あたりの紙媒体の読書量は0分が『43.9%』と、
約半数は1分も読んでいないことがわかりました。

0〜15分未満が16.7%と1分以上読めば少数になるという結果です。

20代の紙媒体での1日の読書時間
0分43.9%
0〜15分未満16.7%
15〜30分未満16.8%
30分〜1時間未満14.3%
1時間〜2時間未満5%

1時間以上読めば5%と超少数派になりますね。

毎日1時間の読書を始めることで他95%の人と比べて見識が広がるのではないでしょうか。

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電子機器媒体での読書時間

電子機器媒体では1日に『48.2%』の人が0分の読書時間とのことです。

紙媒体での読書時間よりも多くの人が読書に費やす時間が少ないとわかりますね。

ただ所感として、
2019年の調査であることから、
今では電子機器で読書をする人は増えているのではないかなと感じます。

20代の電子機器媒体での1日の読書時間
0分48.2%
0〜15分未満10.6%
15〜30分未満8.2%
30分〜1時間未満11.5%
1〜2時間未満9.5%

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他の年代はどうか?

2019年の段階での20代の読書量はわかりましたが、
20代以外の年代の読書量はどうなのでしょうか。

20代の先輩や上司にあたる年代(30〜40代)の読書量もみてみたところ、
読書量は20代とあまり変わらないことがわかりました。

30代の1ヶ月の読書量

30代の紙媒体での読書量は
1ヶ月0冊が『54.4%』と半数以上が読書をしていないことがわかります。
なんなら20代よりも読書していないことがわかりますね。

30代 1ヶ月の紙媒体での読書量
0冊54.4%
1冊19.4%
2〜3冊15.9%
4〜5冊3.7%
6冊以上6.6%
20代 1ヶ月の紙媒体での読書量
0冊52.3%
1冊22.6%
2〜3冊15.6%
4〜5冊3.4%
6冊以上6.1%

比較すると20代の方が紙媒体での読書量が多いのかなと感じます。
さらに、電子書籍媒体だと以下の表になります。

30代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量
0冊73.5%
1冊8.2%
2〜3冊9.5%
4〜5冊3.0%
6冊以上5.8%
20代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量
0冊71.1%
1冊8.8%
2〜3冊9.8%
4〜5冊4.1%
6冊以上6.2%

なんと20代よりも読書量が少ないということがわかります。

電子書籍は携帯で読むと文字が小さいといった理由があり、
利用が少ないのかもしれません。

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40代の1ヶ月の読書量

20代からみると、
40代は特に“上司”である割合が多いのではないでしょうか。

上司は一体読書をしているのかという話でございますが、
40代の1ヶ月の紙媒体での読書量は『51.2%』と半数以上も読書をしていないことがわかります。

40代 1ヶ月の紙媒体での読書量
0冊51.2%
1冊22.4%
2〜3冊16.8%
4〜5冊2.7%
6冊以上6.9%
20代 1ヶ月の紙媒体での読書量
0冊52.3%
1冊22.6%
2〜3冊15.6%
4〜5冊3.4%
6冊以上6.1%

表を見比べてみると

20代と40代の紙媒体での読書量は、
そこまで変わらないのではないかと感じますよね。

電車でも40代の方は本を読んでいる姿をよく見かけるので
もっと読書の割合は多いと思いましたが予想外でした。

電子書籍となるともっと読書量の割合は変化します。

40代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量
0冊80.2%
1冊6.6%
2〜3冊5.7%
4〜5冊3.0%
6冊以上4.5%
20代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量
0冊71.1%
1冊8.8%
2〜3冊9.8%
4〜5冊4.1%
6冊以上6.2%

40代の方は20%ほどしか電子書籍媒体で
読書をしていないことがわかりました。衝撃です。

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2013年の調査

2019年の調査よりももっと前の年の調査をみてみると、
なんとなく読書量が減っている理由がみえてくると思います。

20代 1ヶ月の紙媒体での読書量 2013年度
0冊27.2%
1冊32.4%
2〜3冊23.5%
4〜5冊8.5%
6冊以上8.4%
20代 1ヶ月の電子書籍媒体での読書量 2013年度
0冊86.9%
1冊7.0%
2〜3冊3.2%
4〜5冊1.4%
6冊以上1.4%

紙媒体での読書量が2013年の調査の方が多いのは、
一つの要因として『YouTubeでの要約動画が広まったから』という
ものがあると個人的に感じます。

読む⇒みる

に変わったと言えばわかりやすいかもしれません。
読まなくてもわかるという20代が増えたのではないでしょうか。

また、電子書籍媒体での読書が2013年の調査のほうが少ないのは

・電子書籍の認知度の低さ

・電子書籍の質の問題

などの理由があるのではないでしょうか。

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読書の実体験

最後に大学生まで全く読書をしてこなかった私が
読書を始めて変化したことをお伝えしたいと思います。

読書を始めて変化したことは

の6つです。

様々な分野の知識が増えたこと

学生の頃は「国・数・英・社・理」など
進学に必要な知識しか学ぶ機会がありませんでした。

ですが、読書を始めることによって、
社会でも通用するような心理学や哲学、
仕事の仕方
などの知識を知ることができたのです。

読書はそんな生きるための知識を増やすことができるのではないでしょうか。

扱える言語が増えたこと

扱える言語が増えました。

読書を行う中で読めない字が出てきます。
ですが、読めないとその本を読み進めることができませんので、
言語の意味や読み方を調べます。

ふっと気がついたとき、
前までは使わなかった言葉を使うようになっていたのです。

これは実際に読書をしている人であればわかると思います。

言語が増えればコミュニケーションの幅も広がります。

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普段のモチベーションが上がったこと

特に自己啓発書を読むとモチベーションが高まります。

モチベーションが上がる要因は

・早く知った知識を試したい!

・なんだか自分でもできそう!

といった、ワクワク感や自己肯定感が上がることにあると思います。

最近、仕事のモチベーションが上がらないといった人に読書は
有効なのではないでしょうか。

手本になる人が見つかったこと

お手本になる人というのは
様々な場面で有効な効果を発揮します。

例えば…

仕事でミスをして落ち込んでしまったとき、
手本にしている人ならどうするか?

など、ミスから立ち直る考え方などを教えてくれます。

会社でいう“メンター”の役割にあたるのではないでしょうか。

そんな心の支えとも言えるべき存在を読書から得ることができます。

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自己思考能力がついたこと

読書をしながら

「こういうときはどうなるんだろう?」

「確かにそう言えるけど、こうも言えるよな?」

など、勝手に思考するときが増えます。

読書中の思考が普段からも発揮されると

「この仕事はこうやったら改善できるんじゃないか?」

「お客様にはこう説明すれば良いんじゃないか?」

と思考するクセと力がつきました。

活字で泣けるようになったこと

物語調で感動する本を読むと
高確率で泣けるようになりました。

最初は普通に読むことがでていたのですが、
読書に慣れ始めて場面を想像しながら読むと涙が出てきます。

映像だけでなく活字でも感情を出すことができるのは
何か得した気分になります。

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まとめ

20代の読書量について解説しましたが、
私の所感として『本を読む人は減っているな』という感覚です。

それゆえ、月に1冊でも読書をすることで
周囲との見識の差はひらいていくのではないでしょうか。

読書をして得ることができることは
今回お伝えしたことだけではなく、人によって様々です。

一概に今回私がお伝えしたことが
変化としてあらわれるということとは言い切れないところがあります。

それでもこれだけは言えることは
人生をガラッと変えることができる力を持っているのが“本”です。

本は過去の知識人たちの知恵が詰まっています。

そんな本を読む習慣が身に付けられるよう、
今回の記事が一助になれば幸いです。

以上

たくしんでした。

参考文献

国立青少年教育振興機構様の調査
(国立青少年教育振興機構 子どもの頃の読書活動の効果に関する調査研究〈令和3年3月発行〉:https://www.niye.go.jp/pdf/210811_02.pdf

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著者

”人間関係”に関係することを地道に書いています。

普段は会社員をやりつつ、執筆・ダーツプレイヤーをしている人。

小説を執筆中。

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