こんちは、筆者だ。
仕事でもプライベートでも人から悪口を言われるのは気分が良いものではない。
特に仕事での悪口というのは、様々な人間の”思惑”があることから生じることが多いだろう。その思惑というのは、”仕事”から生じるものだ。
そう、例えば、「仕事ができない」ことに対しての悪口だ。
会社で悪口を言われるとついつい、自分自身を否定されているようにも感じてしまうことがある。自分自身を否定されているように感じてしまうと、自己嫌悪に陥って心身の元気がなくなってしまう時がある。
今回は、こういう時のために、仕事ができなくて悪口を言われたら行うと良い、「自分を守る対処法」について解説していきたいと思う。
もし今、職場でこのような状況に陥ってしまっていたらぜひ、参考にしていただければ幸いだ。
この記事でわかること
・職場に”悪口”は存在するのか?
・悪口を言われたら行うと良い自分を守る対処法
・悪口を言われる前の対処法

文筆家
たくしん
takushin
プロフィール
- 野球歴13年 小学〜大学まで
- 主にキッチン、接客、フィットネスインストラクターのアルバイトを経験
- 吃音症歴20年
- オートローン会社(金融業界)に1年半在籍
- スーツ生地メーカーのオーダースーツ販売店に約4年在籍
- 百貨店販売員経験あり
- 読書を月10冊ほど
- 筋トレ歴約7年
- 文章を書く時に一番饒舌になるタイプの人間
職場には”悪口”が存在するのか?

職場には”悪口”が存在するのだろうか。まずは、そこの根本的なことから考えてみたいと思う。
結論から言うと、職場では”悪口”が存在する。
今まで筆者もアルバイト含めた様々な職場を経験してきたが、そのどこでも”悪口”は存在した。
それら悪口の主な要因としては、「人としてのこと」といういわば、道徳感であったり、仕事ができるかできないか、素行などがあった。
ただし、この悪口というのは、当事者に向かって直接言っているというのはなかったが、中には、直接当事者に伝わるようにする人もいる。
筆者は悪口を直接言われたことはないが、もし直接悪口が言われるようなことがあれば、ちょっと心にくる気がする。
では、仕事上、「仕事ができない」という理由で悪口を言われてしまった時、どういう気持ちになるのか、ということについて考えてみたいと思う。
これがわかれば、職場で仕事ができないと悪口を言われた時に、適切な自分を守る対処法をとることができる。
悪口が引き起こす負担

悪口を言われた当事者は、心に大きな負担がかかると筆者は思う。
というのも、筆者も人生の中で仕事以外で悪口を言われたことがあるからだ。いや、よく考えれば仕事でも悪口は言われたことはあるが。
たとえ、その悪口が言った本人は本気ではなくても、言われた側からしたら、その悪口が芯を捉えたことだった場合、どうしても気にしてしまう。
・自分ってそう思われてたんだ
・自分が思っている以上にダメなように伝わっているんだ
・凄くモヤモヤした気持ちがあるな…
など
言われたことに対して色々と考えてしまい、自信の喪失などに繋がってしまうことがある。
このように心に大きな負担がかかることで、仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼしたり、常に他人の評価を気にしてしまって気疲れしてしまうなどの悪い現象につながる。
では、こうした職場内で仕事ができないという理由で悪口を言われたら、自分をどう守っていけば良いのかということについて解説する。
悪口を言われたら行うと良い自分を守る対処法

この項目では、職場で「仕事ができない」という理由で悪口を言われた時に、行うと良い自分を守る対処法を紹介していく。
中には、あまり表立って言えないものもあるが、自分を守るためには大事な対処法なので、ここは臆せず、飾らず紹介していきたいと思う。
以下の8つの対処法を参考にしてほしい。
①血も涙も無い連中が何か言ってると思う
②悪口を言われて感じていることを自覚してみる
③他者の思考を変えるのは難しいを心得ておく
④自分をレベルアップさせるためのヒントに変換する
⑤心許せる友人などに相談する
⑥自分には2つの”価値”があることを知っておく
⑦反骨心を抱く
⑧辛すぎるのであれば、一度キャリアについて考えてみるのもアリ
①血も涙も無い連中が何か言ってると思う
筆者は基本的に、喧嘩とかの違いに冷静さを失っている状態以外で、冷静沈着な状態で面と向かって悪口を言ってくる人は”血も涙も無い連中”だと思っている。
血も涙も無いとは、人間としての思いやりを持っていない、冷酷なことを指す。
たとえ、その人に思うことがあっても、その人に直接悪口を言ったり、聞こえるような感じで悪口を言ってはいけないし、態度にもなるべく出してはいけないと思っている。
なぜならば、それをしたところで誰も得をしないからだ。
強いて言えば、悪口を言った本人は自分の中の当事者に思うことが口に出せてスッキリするという得はあるかもしれないが、その悪口を言ったところで、当事者が嫌な思いをするし、悪口を聞いている周囲に対しても嫌な思いをさせてしまい、場の空気が悪くなる。
悪口を言った本人が悪口をいうことでスッキリするという得以上に悪影響の方が多いのだ。
つまるところ、その本人に悪口を言った結果を想像できない、血も涙も無い連中の言った悪口なんて、その場の感情で動く極めて幼稚な、チンケな行動であり、わざわざあなたがそれで嫌な思いをする必要はないのだ。
しかも、「仕事ができない」なんてことは背景に色々な要因があるのだから、「仕事ができない」という一面からしか物事をみることができない連中の悪口という戯言に耳を貸す必要はない。
そう考えてみると、メンタルがバリアーで守られる。
②悪口を言われて感じていることを自覚してみる
職場で仕事ができないからと言って、悪口を言われた時、その悪口を言われた時の自分の気持ちを自覚してみるということも、自分を守るために良い対処法だ。
例えば悪口を言われた時に感じたことを次のようにあげてみよう。
・嫌な気持ち
→言っていることは的を得ていたから
→上から目線で命令的な言葉だから
→背景を知らないのにレッテルを貼ってくるから
・ムカつく
→自分はできていないのに年が上だからといって威張ってくるから
→他の人と比較してみんなの前で罵倒してくるから
→悪口の内容が幼稚だから
このように、悪口に対して感じたことをどんどん深く掘っていくことで、「じゃあどうすれば良いのか?」という解決方法を見出すことができるのだ。
これを行えば「自分を守る対処法」を自ずと考えることにつながる。
③他者の思考を変えるのは難しいを心得ておく
基本的に他人の思考を変えるのは難しい。
なぜならば、その思考に至るまでに、多くの「時間」や「経験」を経ているからだ。
だから、もし、悪口をいわれて、その悪口に対して正当な悪口を覆すほどの返事をしたとしても、おそらくその人は謝らないし、訂正することもないだろう。
まず、本人を目の前に、たとえ仕事ができないからと言って、悪口を言うような人とは建設的な話はほぼできないと言っても良い。
つまり、悪口を言ってくる人の思考を正そうとしても、とても難しいことである。ことを知っておき、悪口を言われたことに対して、真っ向にぶつかって、相手に正当性を求めたところで、悪口を訂正させることも、それを止めさせることも難しいことを自覚しておこう。
これを自覚しておけば、無駄に気を配る必要がなくなるから、自分をメンタル面で守ることができる。
④自分をレベルアップさせるためのヒントに変換する
職場で、仕事ができないという理由で悪口を言われた場合、「その悪口は自分をレベルアップさせてくれるヒントなんじゃないか?」と、悪口を自分の都合の良いように変換することで、自分を守ることに繋がる。
例えば、このような悪口を言われた時、
・書類作るの毎回遅いんだけど、どんだけ仕事遅いの?書類作りもできない鈍臭いやつだね。
→書類を早く作れば、仕事できるって思われるのか!
・毎回何言ってるかわからないんだけど?何を言いたいのかもわからないんだったら、辞めれば?
→仕事を整理できるようにしよう!
まあこんな辛辣に悪口を言われることはあまりないとは思うが、相手が何に対して悪口を言っているのかに焦点をあててみると、自分がレベルアップするために必要なことが見えてくる。
このレベルアップのための要素をおさえて、レベルアップして相手から悪口を言われないようにすることに繋がる。
⑤心許せる友人などに相談する
もし、職場で悪口を言われて、凹んでしまったら、心許せる友人や家族などに相談してみることをおすすめする。
職場内で悪口を言われてしまって、嫌な気持ち、複雑な気持ちを抱いてしまった時、一番よくないのは、それを「溜め込んでしまうこと」だ。
筆者も思い返してみると、職場で悪口を言われた際に、一人で溜め込んでしまい、心が荒んでいった時があった。この時の教訓だ。
「溜め込んでしまった」嫌な気持ちなどが、どんどんと心を侵食していき、自暴自棄になってしまう。
これを解消するためには、「外側に嫌な気持ちを排出すること」だ。
排出する方法の一つとして、心許せる友人などに相談するという手段がある。
⑥自分には2つの”価値”があることを知っておく
自分には2つの”価値”があることを知っておくことも大事だ。
これはアドラー心理学の中にある「機能価値」と「存在価値」の話だ。本サイトでは度々この思考法をおすすめしている。
簡単に説明すると
「機能価値」=その人ができること、能力
「存在価値」=その人が存在していること自体
この2つの価値を人々は持っており、「自分は能力がないから、価値がないんだ」と思ってしまうことは、この価値を自覚しておらず、ごちゃごちゃにしてしまっている状態であることを言っている。
仕事ができずに悪口を言われた時、この「機能価値」を否定されているのだが、この価値があることを知らないと、「自分は能力がないのだから、存在する意味もない」というドミノ倒しのように価値が崩れていってしまう。
そうではなく、「存在価値」というのは本来、何者にもどんな影響でも傷つけられることはないし、失うこともないものであるのだ。
そして、この「存在価値」を認めることで、他者の尺度で測った悪口に対して気にしないという、”耐性”がつく。
まずは、自分にはこの2つの価値があることを知っておこう。

⑦反骨心を抱く
職場で、仕事ができないからという理由で悪口を言われたら、”反骨心”をもとう。
つまり、「なにくそ精神」だ。
筆者は個人的に、仕事ができないからと言う理由で悪口を言われたんじゃたまったもんじゃないと思う。なんで仕事ができないからという理由で悪口を言われなければいけないのか疑問に思う人間だ。
それゆえ、まず仕事ができないという理由で悪口を言われたら、なぜ、そこで悪口を言われるか考えてみる。
単純に考えると、「仕事ができれば悪口を言われない」という答えに辿り着く。だったら、悪口を言ってきた奴を黙らせる、ギャフンと言わせるために仕事ができるようになれば良いということだ。
「相手を見返す」というのを燃料にして、逆に仕事の活力を増して仕舞えば良い。
悪口を言った相手を、悪口を言ったことを後悔させるほど頑張ることも自分を守るための対処法だ。目にもの見せてやれ。
⑧辛すぎるのであれば、一度キャリアについて考えてみるのもアリ
もし、職場内で、仕事ができずに悪口を言われてしまって、どうしようもなく辛い場合は、一度自分のキャリアについて考えてみることもありだ。
キャリアについて考えると言っても、「転職した方が良い」という極論を言っているわけではない。
・社内の人事部の方に、悪口を言われてきついという事実を相談してみる。
・直属の上司に相談してみる
・心許せる先輩に相談してみる
・同期に相談してみる
と、まずは、自分の立場になって考えてくれやすい人たちにキャリアについて相談してみるのも良い。
はたまた、異動願いをだして、部署を変えてもらうというのも手だ。筆者の同期も同様の方法をとっていた。
もちろん、悪口を言われて辛いという境遇の他に、「やりたいことがある」という意欲的な目標があれば”転職”も一つの方法だ。
ただ、転職といっても、筆者も経験があり、転職の大変さを知っているから、あまり大きな声でおすすめすることはできない。
別の記事でも転職について解説していきたいが、転職を考える場合は、自分でよく考えることが重要だ。
悪口を言われる”前”の対処法

職場で悪口を言われてしまうことを事前に対処しておく作戦もある。
以下の3つの対処法を参考にして欲しい。
・コミュニケーションで親密度を上げておく
・愛想よくしておく
・会社には色々な人がいることを心得ておく
コミュニケーションで親密度を上げておく
職場の同じ部署内の人たちに悪口を言われないように、「親密度」を上げておこう。
親密度が上がっていれば、対面で悪口をふっかけてくる人はそうそういない。
誰だって、仲の良い人への評価は甘くなるし、助けてあげたくなる。それが、仕事ができないからといって悪口を言われることを防ぐことに繋がる。
親密度を上げるには、普段のコミュニケーションが大切だ。
普段から「相手を知る」ことに重きを置き、会話を増やすことを意識すると良い。
愛想よくしておく
これも周囲との”親密度”を上げるために重要になることだ。
無愛想の人よりも、愛想がある人の方がとっつきやすく、可愛げがあり「仲良くなりたい」と思わせやすい。
特に朝のまだ体が起きていない愛想まで気を配ることが難しい時間に、周囲に愛想良くすることが大切だ。
1日の始まりに良い印象を周囲に与えることで、その日一日中あなたへの好印象は続く。これが心理学でいう、「初頭効果」というやつだ。
「初頭効果」は”最初の印象がその後の印象に強く影響を受ける”というものであり、朝の時間帯に愛想良く周囲と接することが親密度の向上に繋がる要因だ。

会社には色々な人がいることを心得ておく
会社には色々な人がいることを心得ておこう。
会社は色々な人生を経てきた人たちの集まりで、色々な価値観、判断基準を持った人がいる。
だから、これまでは自分の人生の中で良しとされていたことが、その会社に入ったら受け入れられないなんてことは結構な確率で発生する。
つまり、「仕事ができないからという理由で悪口を言われる」ということも起きてもおかしくない。そういうことを心得ておくことで、自分の中の思考と現実のギャップを小さくでき、その分、ショックを受けることを防ぐことができる。
「会社には色々な人がいる」これをおさえておこう。
悪口を言う人の心理

職場で、「仕事ができない」という理由で悪口をいう人の心理を考えてみた。
年齢にもよるかもしれないが、様々な心理があると思う。
例えば
・仕事ができないせいで自分達に皺寄せがきていてイラつく
・仕事ができないくせに相談してこない
・最近調子乗ってるからこらしめてやりたい
・最近の世の中若者が優遇されすぎていてイラつく
・日々のストレスを発散したい
・周囲と価値観が違うから仲間はずれにしたい
など
様々な心理状態を考えることができる。
ただ、やはり、「悪口をいう人」だけを悪者にしても、それはそれで二極化を作ってしまうことになるので、良くはない。
だから、あえていうと、「仕事ができないという理由で悪口を言ってくる」人の背景も色々とあるということだ。
もしかしたら、自分が見えないところで、その人が必死にカバーをしてくれていたおかげで、そこそこ仕事ができていたのかもしれないし、上司からマネジメントについてキツく詰められてしまったのかもしれない。
悪口をいう人にはその人なりの、”伏線”というものがあり、その伏線を「仕事ができないという理由で悪口をいう」という行為で回収しているのかもしれない。
このように考えると、「悪口をいう人」を頭ごなしに否定をすることが難しいのだ。
ただ、このように考えれば、「他者は他者の人生がある」ことを知ることができ、悪口を言われたとてダイレクトに受けないようになるという、心の防御力が上がるのではないだろうか。
まとめ
今回は「仕事ができないという理由で悪口を言われる時の自分を守るためにやると良い対処法」についてお伝えしてきた。
まとめると、職場で悪口を言われた時は以下の8つの対処法をやってみると良い。
①血も涙も無い連中が何か言ってると思う
②悪口を言われて感じていることを自覚してみる
③他者の思考を変えるのは難しいを心得ておく
④自分をレベルアップさせるためのヒントに変換する
⑤心許せる友人などに相談する
⑥自分には2つの”価値”があることを知っておく
⑦反骨心を抱く
⑧辛すぎるのであれば、一度キャリアについて考えてみるのもアリ
ただし、悪口をいう人もその人なりの人生の背景があることを知って、自分の中で「敵」を作るのはやめておこう。
「敵」を作ってしまうと、今後、他の人の色々な価値観を受け入れる力が小さく、狭くなってしまい、自分の中の評価基準が厳しくなり、結果、自分自身が過ごしにくく、世界が荒んで見えてしまう。
ここで大切なのは「世の中には色々な人がいる」ということを知っておくこと。
その上で、自分を守るために、今回紹介した対処法をヒントにしてみてはいかがだろうか。
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