仕事において、”自信”というのは大事な要素だと言えます。
自信があれば、堂々と営業を行うことができたり、業務を円滑に進めることができるのです。
しかし、最初から”自信”をもっている人はいません。
自信をもっているにしても、自信を得るまでの背景が必ずあるはずです。
そんな自信がつくまでの過程を知りたくはないでしょうか?
今回は「自信をつけたい!」とお悩みの人に、自信のつけ方を解説していきたいと思います。
- 自信のつけ方
- 自信をつける思考
- 自信を与える側のポイント
内向型人間
たくしん
takushin
詳しいプロフィール
インキャ、インドアという2つの”イン”を持つ者。
バリバリ金融営業➡北海道転勤➡第二新卒で転職➡関西居住➡地元に戻る。というムーブをかました5年目社会人。
今まで無事に生きられたのは周囲の”人”のおかげだと本気で思っているので、”人”に関係する悩みが多い社会人(特に新入社員や転職した人)に向けた、自分の経験から”人”に関係する悩みを解決する発信をしてます。
自信をつける方法
なにか行動して自信をつけようとしても一朝一夕で身につけることは困難です。
しかし、行動しなければ自信をつけることが難しいことも事実。
では、実際にどんな方法が自信をつけるのに有効なのか。
自信をつける方法は10つあります。
- 成功体験をする
- 知識を蓄える
- 身だしなみに投資する
- 筋トレをする
- 自信がある人を分析する
- 自己分析する
- 他己分析をしてもらう
- できたことを可視化する
- 人から褒めてもらう
- 準備をしっかり行う
一つずつ解説していきます。
成功体験をする
成功体験を積み重ねることは、自信をつける方法としてかなり効果的です。
成功体験を積み重ねることで、自分の行動に確信が持てるようになり、自信が湧いてくるからです。
では、”成功体験”って具体的にどういうものなのか?と疑問に思う方のために例をあげたいと思います。
例)成功体験
・「物事が上手くいった」
・「自分が予想したとおりに物事が進んだ」
・「自分の努力が実を結んだ」
・「お客様に喜んでもらえた」
・「昇給という目に見える変化があった」
これらのような体験は自分の中の自信をどんどん大きくして、大きくなった自信は姿勢や表情に現れ、周囲から信頼を得ることができるでしょう。
知識を蓄える
知識を蓄えることは自信をつけるキッカケになります。
特に仕事は知識をもつことで、物事を的確に判断する材料になります。
知識を蓄えて、仕事に的確な判断をくだし、うまくいくことで自信がつき、次の仕事に活かすことができるのです。
知識が集まり、判断の成功が増えると周囲からも〇〇さんに聞けば大丈夫、〇〇さんなら大丈夫と信頼してもらえることに繋がるでしょう。
例)知識の例
・事務処理の知識
・営業テクニックの知識
・商材についての知識
・時事問題についての知識
知識と言っても様々です。まずは一つの分野の知識を習得することから始めてみてはいかがでしょうか。
身だしなみに投資する
行動で自信をつける方法は一朝一夕では難しい。
と冒頭でお伝えしましたが、比較的速く自信をつける方法の一つがこの「身だしなみに投資する」というものです。
身だしなみをしっかりすることで、気分が向上し、姿勢も上向き、表情にも明るさが生まれます。
その状態はまさに、自信を生む要因となるのです。
具体的にどんな身だしなみに投資すれば良いのでしょうか。
以下の例を参考にしてみてください。
例)身だしなみの投資例
・髪型
・高級筆記道具
・スーツ
・靴
・ノートPC
etc…
使っているものや、自分に身についているものへお金をかけることによって、「良いものを持っているから大丈夫」「良い変化をしたから大丈夫」という前向きな気持ちになり、自信がつくということです。
筋トレをする
「身だしなみに投資する」方法と少し重なってしまう部分はありますが、自分自身の目に見える変化は自信に繋がります。
正確には、自分で努力した結果、自分自身に変化が訪れることで自信が湧いてくるのです。
ここでいう「自分で努力した結果訪れる自分自身の変化」を生むのが”筋トレ”ということです。
ただし、筋トレは「継続」することが重要な自信のつけ方です。
ですので、「筋トレに取り組み、継続する」ことで自信が生まれると言えます。
どれだけ継続させる環境を整えることが重要です。
自信がある人を分析する
自信がある人を分析してみると、「その人がなぜ自信があるのか?」ということが見えてきます。
シンプルにお伝えすると、自信がある人と同じ行動をすれば、自信をつけることが可能なのです。
分析する方法は「あの人自信があるな」と感じた人に話を聞いてみることが有効と言えます。
ですが、ここで不安に思うのは「そんなこと聞けない!」と尻込みしてしまった場合です。
そんな方にはとっておきの方法が一つあります。
それは、”本を読む”ことです。
数ある本の中でも”伝記”を読んでみることをおすすめします。
どんなに偉大で、歴史に名を残している人でも最初は無名で、自信もなかった、少なかった人が多数です。
そんな人がどういう軌跡を辿って、歴史に名を刻んだのか。
自信がある人に実際に話を聞かなくても知ることができます。
私がおすすめする伝記は「黄金の刻」という現大手時計メーカーの「セイコー」の創業者である”服部金太郎”さんの生涯を物語調にした小説です。
本筋からそれてしまうので深堀りはしませんが、本書は学びだけではなく、「服部さんもやったんだから自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。
自己分析する
自信をつけるには、何か自信をつけるキッカケが必要です。
自信をつけるキッカケをみつけるのに有効なのが「自己分析する」という方法です。
自己分析を行い、”自分の強み”、”上手くいった経験”などをみつけます。
それが、成功体験を振り返ることになり、自信を生むキッカケに繋がるということです。
まずは以下の例を参考に自己分析をしてみてください。
例)自己分析
・過去に上手くいった経験(なんでも大丈夫です)
・自分が思う自分の良いところ
・過去に褒められたこと
他己分析をしてもらう
自分自身について自分だけでは分からないことがあります。
その場合有効な自己分析方法として、”他己分析”があります。
他己分析とは、「他人から自分を分析してもらうこと」です。
他人から分析してもらうことで、自分では気づかなかったことに気づくキッカケになりますし、「他人から良い印象を持たれていた」、「他人から認められていた」ということが分かれば、その気づきも自信に繋がります。
他己分析をしてもらう相手は以下を参考にしてみてください。
例)他己分析をしてもらう相手
・家族
・親しい友人
・仕事の先輩
・仕事の上司
・仕事の同期
etc…
できたことを可視化する
自分が頑張ってできたこと、成功体験などは起こったときに自覚することができ、喜びに繋がり、自信に繋がります。
ですが、少し時間が経つとそんな良い体験を忘れてしまう事があったり、頑張ってできたことや成功体験で得た喜びや自信をその時の熱量のまま受け取ることができなくなってしまい、自分の中の確固たる自信につなげることが困難になります。
そんな時に有効なのが、「できたことを可視化する」という方法です。
できたことを可視化しておけば、自分がどれほど凄いことをやってのけたのか、どんな成功体験をしたのかという形跡を目に見える形で残しておくことができ、振り返ることができます。
人から褒めてもらう
人から褒めてもらうことで、自分自身に自信がつきます。
人から褒めてもらうことは「認められる」ということであり、人は他者から認められると、自分の行った行為、言動、結果に対して確実性が生まれ、自信へと繋がるのです。
ただ、自分から「褒めてください」と言って褒められたとしても、自然発生的ではなく、自らの意思で引き起こすことになってしまい、お願いして褒められたとしても、説得力が薄いため自信には繋がりにくいです。
ですので、まずは、目の前の頼まれた仕事、やるべき仕事を着実に完遂することが大切です。
準備をしっかり行う
準備をしっかりと行うことは、揺るぎない自信を身につけることになります。
準備をしっかりと行っておけば、物事に的確に対応することができ、イレギュラーな事案がきても必要以上に焦らずに対応することができます。
”対応がしっかりできる”という気持ちは、自信につながり、所作や表情にも落ち着いた落ち着いた印象が現れます。
例)仕事での準備
・前日に次の日の1日のスケジュールを考える
・商談前には資料、質疑応答の答えを用意しておく
・必要になるであろう道具を準備しておく
etc…
すぐにできる自信をつける思考
行動から自信をつけることは、一朝一夕では難しいです。
ですが、手っ取り早い方法があります。
それは“思考を変えること“です。
「自信をつける思考」を本章では解説していきたいと思います。
自信をつける思考
- 失敗は成長の糧
- 機能価値・存在価値を自覚
- 前向き
- ”自分はできる”と言い聞かせる
- 自画自賛を心がける
失敗は成長の糧
失敗を学びと捉え、分析することで必ず成功に繋がります。
また、その分析に誤りがあって、もう一度失敗をしてしまっても、分析と改善を繰り返すことで成功につながっていきます。
失敗からの成功を体験することで、「失敗から学んで上手くいった」「物事が成功した」という2つの成功体験を得ることができ、自信を生むキッカケになるのです。
ここで大切なのが「失敗は成長の糧」と考えられるかどうか。
考えられなければ、失敗をただの失敗と捉えてしまいます。
まずは、この思考を取り入れてみてください。
機能価値・存在価値を自覚
アドラー心理学の機能価値・存在価値の話は自信をつける思考に採用することができます。
ここでは簡潔に紹介します。
機能価値とは、「仕事ができる」「給料が高い」などどれくらいできるのかという機能面の価値であり、存在価値というのは「人格」「存在そのもの」などの全員が共通して持ち合わせている価値です。
大切なのは、機能価値が低いからと言って存在価値がないわけではないということです。
機能価値と存在価値をごっちゃにしてしまうことで、自信の喪失につながってしまいます。
機能価値と存在価値を自覚し、分けることで自信の喪失を防ぐことができ、自信を生むことに繋がります。
前向き
何事に対しても後ろ向きな考えを続けていたら、自分への信頼感の欠如につながってしまい、自信を生むことは困難になってしまいます。
何でもかんでも前向きが良いというわけではありませんが、前向きに物事を捉えることは、物事を重く捉えすぎず、俯瞰して捉えることができます。
俯瞰して捉えることができれば、振り返りや反省をすることができ、上手くいきやすくなります。
物事が上手くいけば自信が身につくということです。
例)
・仕事でミスをしてしまった
➡今の自分に足りないことがわかった
・体調を崩してしまった
➡今はしっかりと休めという身体からの助言か
・上司・取引先に怒られた
➡やってしまったものはしょうがない。次にどうすればよいのかというヒントを得られた。
”自分はできる”と言い聞かせる
”自分はできる”と自分に言い聞かせることによって、自信が湧いてきます。
”自分はできる”と言い聞かせることによって、「自己効力感」が上がり、自信がつくという流れです。
自己効力感とは自分の能力を認知することです。
ゼロから自己効力感を感じることはできません。
良い物事が起こったら、「自分はできる」。
悪い物事が起こっても「自分はできる」。
会社に行く前に「自分はできる」と自分に言い聞かせることで自己効力感を高めます。
自画自賛を心がける
自画自賛は自信をつけるのにとても効果的な方法だと考えます。
上手く言った物事があれば、自分を褒める。
「さすが自分」「自分凄いな」と。
声に出してでも、心のなかでも大丈夫です。
個人的におすすめなのは、声に出して自画自賛することです。
言葉にして発するだけではなく、耳からも情報が入るので効果的だと考えます。
自画自賛をし、自分を肯定することで自信がつきます。
自信をつけると起こること
ここまで、自信のつけ方を紹介しましたが、そもそも、自信をつけることで何が起こるのでしょうか。
自信をつけると起こることについて解説していきたいと思います。
自信をつけることによって起こることを知ることで、自信をつけることに前向きになることになりますので、参考にしてみてください。
自信をつけることで起こることとは?
自信をつけることで、「良いこと」が起こるようになります。
では、「良いこと」というのは何でしょうか。
例をあげてみます。
例)自身をつけることで起こる「良いこと」
・不安や恐怖心が薄まる、なくなる
・印象が変わる
・他人の目を気にしなくなる
・自分のパフォーマンスの質が向上する
etc…
自分自身の良い変化しかり、周囲に与える変化などといった現象が起こります。
ただ、気をつけたいのが、「自信の肥大化」になってしまったら、周囲からの印象が低下してしまうおそれがあります。
自信を持つ中でも、慎重さと、丁寧さを忘れないようにすることが「自信の肥大化」を防止する方法です。
自信を与える側が意識するポイント
ここまでは、「自信を身につけたい」人に焦点を当てて解説しましたが、逆に、「自信を相手に与える側」の人はどうやって自信をつけてもらえば良いか。
ということについて少し触れていきたいと思います。
自信を与える側が意識するポイント
自信を与える側が意識するポイントは3つあります。
- 小さな成功を見つけてあげる
- 話をするよりも話を聴く
- 小さな目標を一緒に考えてあげる
小さな成功を見つけてあげる
小さな成功を見つけ、その成功を褒める、賞賛することで相手は自信をつけてくれます。
小さな成功と言っても”小さな”は人によって認識が変わるので、一概には言えませんが、何でも良いです。
- 「スケジュールをこなせた」
- 「頼んだことをすぐにやってくれた」
まずは、「相手の小さな成功」を見つけるという意識を持つことが大切です。
話をするよりも話を聴く
自信がない相手にあまりおすすめしない行動としては「昔の自分はこうだったから大丈夫だよ」などといった昔の自分話をして「あなたは自分と比べたら大丈夫」ということです。
決して悪い行為ではないのですが、それよりも、相手が今何に対して自信をなくしているのか、自信がなくなったキッカケは何なのか、ということを聴き出すことが重要です。
相手の背景をしっかりと聴くことで的確な行動をとることができ、相手の自信を引き出すことに最短でつながります。
小さな目標を一緒に考えてあげる
もし仕事で自信を喪失している人がいるのであれば、小さな目標を一緒に考えてあげることが有効です。
自信をつける方法で解説した通り、成功体験は自信を生むことに繋がります。
成功体験を得る一つの方法が、「目標を達成する」ということです。
この目標を一緒に考えることで自信習得のキッカケになるのです。
実際に行っていた自信をつける方法
私も社会人1年目の頃、営業配属になったのですが、取引先には怒られるわ、的確な対処もできないわで、個人的に見たら散々な毎日でした。
そんな日々の中で私の自信はどんどんとすり減っていき、上司からも「もっと自信をもっていいよ」と言われる始末。
その時に上司から教えてもらった方法で自信を取り戻すことができたのです。
その方法とは毎朝出勤前に鏡に向かって、「自分はできる」「自分は大丈夫」と言うことです。
自分を肯定する言葉を鏡に向かって自分自身に言うことで、前向きな気持ちを作り出していました。
これは”アファメーション”という行為です。
もし、今すぐに自信をつけたい!と思っている人の参考になれば幸いです。
まとめ
今回は「自信のつけ方」について解説しました。
本記事で取り扱ったことが少しでも読者の皆さんの役に立てば幸いです。
今回の記事のまとめとして、自信のつけ方をもう一度まとめたいと思います。
自信のつけ方まとめ
- 成功体験をする
- 知識を蓄える
- 身だしなみに投資する
- 筋トレをする
- 自信がある人を分析する
- 自己分析する
- 他己分析をしてもらう
- できたことを可視化する
- 人から褒めてもらう
- 準備をしっかり行う
自信はフッと湧いてくるものではなく、行動や思考が伴って湧いてくるものだと個人的には考えています。
自信をつけたい人はぜひ試してみてください。
以上
たくしんでした
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