筆者だ。
職場で「仲良くなりたい」先輩はいませんか?
ただ、先輩の仕事の進み具合の邪魔はしたくないし、先輩とコミュニケーションをとる機会が少なくて難しい…。
と考え尻込みしている時に、一つ提案できる先輩と親密度をあげる方法があります。
それは、”ランチ”を一緒にすることです。
もっと言うと、「先輩をランチに誘う」ことが先輩と仲良くなる機会の一つとなります。
今回は、先輩を上手くランチに誘う方法を紹介していき、「先輩と仲良くなる」という目的を達成できるようにバックアップができればと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
・後輩からランチに誘うことは”あり”なのか?
・先輩をランチに誘う言葉の例
・もし誘いを断られてしまったら

文筆家
たくしん
takushin
プロフィール
- 野球歴13年 小学〜大学まで
- 主にキッチン、接客、フィットネスインストラクターのアルバイトを経験
- 吃音症歴20年
- オートローン会社に1年半在籍
- スーツ生地メーカーのオーダースーツ販売店に約4年在籍
- 読書を月10冊ほど
- 筋トレ歴約7年
- 文章を書く時に一番饒舌になるタイプの人間
後輩から先輩をランチに誘うのは“あり”なのか?
まずは、後輩から先輩をランチに誘うことは”あり”なのか?
この疑問から解消していきたいと思います。
結論から言うと、”あり”です。
むしろ、積極的に誘った方が良いと言えます。
ある20歳以上の社会人を対象とした調査では「飲み会は必要ない」という人が6割いたという結果がでており、筆者が過去にいた会社では、「部下をご飯に誘わない」という人が結構いました。
参考元:HRpro “飲みニケーション”は時代遅れ? 年代問わず6割超が「いらない」と回答、「気を遣う」、「お金がかかる」などの声も
「飲み会」と「ランチ」ではまた印象が違いますが、それでも、「同僚とご飯へ行く」ことへの抵抗感というのが昨今広がっていることによって、「先輩から後輩へご飯に誘う」ということ自体が、「後輩は本当に望んでいることなのか?」と考えてしまい、誘いにくくなっていると考えます。
このことから、後輩から先輩へご飯を誘うということは、先輩の懸念を晴らすことにもなり、”誘う”こと自体が先輩に「良好関係を望んでいる」と伝わり、良い印象を与えることができます。
ただ、テキトーに誘えば良いのかといったらそうではありません。
必要なのは、先輩への敬意をもった言動であり、これがしっかりしていれば、先輩とのランチで良好な関係性を作ることに繋がります。
先輩とのランチの時間は仕事の話はもちろん、普段話せないような悩みなど、日頃の先輩への感謝を伝えることもできるコミュニケーションの時間として大切な時間です。
以上により、後輩から先輩へランチへ誘うことは”あり”ですし、上手く誘うことで良好な関係を築くキッカケにもなります。
積極的にランチへ誘ってみる価値は十分あるといえます
先輩をランチに誘う方法

それでは、実際に先輩をランチに誘う方法を紹介します。
以下の通り”誘い方”を分類しました。
できることからやってみると良いです。
・言い方
・タイミング
・ランチに誘う時のポイント
・先輩をランチに誘う例文
言い方
まずは誘い方の言い方が先輩に対して良好な印象を与えるために大切です。
堅苦しすぎても距離が縮まりにくいですし、かといってフランクすぎても失礼に受け取られる可能性があります。
この時におさせておきたいのは、「先輩がどんなタイプの人間か」ということです。
・気さくなタイプ:堅すぎる口調は相手を緊張させてしまうかも
・寡黙なタイプ:丁寧に誘ってみる
・人見知りタイプ:丁寧だけど、積極的に声をかけてみる
このように先輩がどういうタイプなのかを事前に分析してみて、分析した空気感に合う口調や言葉を選ぶことが良いでしょう。
わからない場合は、とにかく「丁寧に」を念頭において誘うことが、先輩に良い印象を与える誘い方になります。
タイミング
誘うタイミングも先輩とランチへ行けるかどうか大切なポイントになります。
避けたいのは以下のようなシチュエーションです。
・バタバタしている時
・先輩が明らかに忙しそうな時やイライラしている時
これらのシチュエーションの場合、ランチに誘えたとしても、あまり良いランチにはならないでしょう。
なぜならば、先輩に余裕がないからです。
余裕がなければランチも早く終わってしまいますし、良好な関係を作るための建設的な会話をすることができません。
こういう時は、無理にランチに誘うのは避けるのが無難です。
下記に紹介するおすすめのタイミングに誘うのが良いです。
・午前中のゆとりがある時間帯(10時〜11時)
・先輩が落ち着いている時
・ミーティング後の雑談の流れ
・業務が落ち着いている日
先輩が落ち着いている時は見ればわかりますが、他のシチュエーションの場合は感覚が大切です。
その感覚とは「先輩に余裕があるか」ということを汲み取る感覚です。
この感覚を使うのは先輩と仲良くなる前は難しいです。
ですので、最初は「今日お仕事の具合いかがですか?」などの相手の状況を探るためのジャブを打つのが良いです。
以上のように状況をよく見て、「今声をかけて大丈夫かな?」という気配りが先輩を上手くランチに誘うことには大切なんです。
ランチに誘う時のポイント
先輩をランチに誘う時に、先輩が好感を抱く”誘う時のポイント”を紹介します。
筆者も実際に行っていた方法も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
店の候補を出す
先輩をランチに誘って返事がその場で”オーケー”だった場合、あらかじめ店の候補を用意しておくと、「段取りいいな!」と先輩に好印象を与えることができます。
このように「後輩とランチに行った時に良い印象だった」という記憶を先輩に残すことで、以降も、一緒にランチに行ってもらえることに繋がります。
また、”先を読んで準備をする”という仕事にも必要な能力をあげることができるという一石二鳥なポイントなので、ぜひ取り入れてみてください。
クッション言葉を使用する
先輩をランチに誘う時、”クッション言葉”を使用することで、先輩に良い印象を与えることができます。
クッション言葉というのは、「相手の状況を配慮する言葉」であり、これが誘い文の冒頭にあることで、「配慮してくれている」と思ってくれます。
具体的には
・お仕事中すみません
・お忙しいところすみません
などの相手のことを考え、下からいくように誘います。
相手が喜ぶ言葉を使う
先輩が喜ぶ言葉をランチに誘う時に言います。
例えば
・〇〇さんの仕事の極意を知りたいので、今日一緒にランチいきませんか?
・仕事でつまずいていることがあって〇〇さんに教えてもらいたいです。ですので、今日ランチご一緒してもよろしいでしょうか?
このように、「頼られているな」「信頼されているな」という印象を与える言葉を素直に伝えることで、先輩は嬉しくなり、ランチに行ってもらいやすくなります。
ただ、大切なのはハリボテのようなその場だけの理由にしない。ということです。
心から素直に思えることを先輩に伝えると思いは伝わります。
曖昧な感じで言わない
先輩をランチに誘う時、「今度ランチ行きませんか?」ではいけません。
先輩は言葉の曖昧さから社交辞令と捉えてしまうかもしれないからです。
ランチに誘うのであれば、日時を明確にするような誘い文が、先輩に前向きな印象を与えることができます。
先輩をランチに誘う例文
次に、シチュエーション別に先輩をランチに誘う例文を紹介します。
そのまま活用していただいても良いですし、紹介したポイントをふまえて、自分なりに言い易い言い方に変えて使用して構いません。
例①
仕事の中で自然に誘う
「〇〇さん、もしご都合よければ今日、お昼ご一緒させていただけませんか?前から少しお話ししてみたいなと思っていまして!」
例②
感謝を伝えたい時に
「先日は〇〇の件でご相談に乗っていただきありがとうございました。よろしければ今度、お礼にランチをご一緒できたら嬉しいのですがご都合いかがでしょうか?」
例③
仕事の相談をしたい時に
「今、少し〇〇の件で悩んでいまして、〇〇さんにご教示いただきたく、もしお時間あればお昼に少しお話を聞いていただけませんか?」
どの例文でも、相手の立場に配慮しつつ、自分の気持ちを丁寧に伝えることがポイントです。
誘う時に気をつけること

先輩をランチに誘う時に気をつけたいことがあります。
それは……
・相手の予定を尊重すること
・先輩が突然行けなくなっても失望しない
・先輩の性質を汲むこと
相手の予定を尊重する
ランチに誘う時に「絶対行きましょうね!」などのプレッシャーを与えないことです。
あくまでも、先輩の予定を尊重することがランチに誘う時に大切です。
「ご都合がよければ」という、「あなたの予定に合わせます」の意図を含めた言葉をクッション言葉に使うことで、先輩に重荷にならずに誘うことができます。
先輩が突然行けなくなっても失望しない
上手く誘えたにも関わらず、先輩が後になって「やっぱ今日行けないや」となっても失望しないことです。
仕事上の先輩ですから、取り組んでいる仕事の種類も量も違います。
「まあしょうがないよね」
と考えることが、次のランチを誘うことにも繋がりますし、あとずされなく先輩と接することで、先輩から「次はちゃんと行けるようにするから!」といった言葉をもらえるかもしれません。
先輩の性質を汲むこと
記事の冒頭で、「後輩から誘うのは”あり”」と言うお話をしましたが、本当に職場の人とご飯に行くことが苦手な人もいます。
もし先輩が、同僚とご飯に行くことが苦手な人だった場合は、しつこく誘うのではなく、先輩の性質を汲み取って、ランチ以外の機会でコミュニケーションを重ね、良好な関係性を作っていくことが好ましいです。
ただ、最初から先輩の性質を決めつけるのではなく、一度チャレンジしてみるのが良いです。
チャレンジしないでわかるよりも、チャレンジしてわかった方が今後の対人コミュニケーションでも役に立ちます。
先輩から印象が悪い食事の誘い方

先輩をランチに誘う時に印象が悪くなってしまう誘い方もあります。
これを知っておけば、先輩に印象が悪く映らなくなるので、良好な人間関係の構築に影響しないようになります。
NG例1:「暇そうであれば」を使う
先輩をランチに誘う時に
「もし暇そうであれば、ランチ行きませんか?」
と誘うのは人によっては「暇そう」=「仕事してないように見える」と捉えてしまい、良い印象は抱きません。
ですので、”先輩の状況を見て判断した”ような言い回しは使わない方が良いです。
「ご都合よろしければ」というような「あなたの状況はわからないけど、あなたの都合が良ければ」という意味合いの言葉を使うのが良いです。
NG例2:タメ口や軽すぎる言い回し
「ヒマだったらメシ行きましょ」というような言い回しは、人間関係がかなり出来ていないと適切ではありません。
タメ口や軽すぎる言葉を使うのは「先輩に敬意を持っていない」と言っているようなものです。
関係づくりのためだからこそ、たとえ先輩がノリが良くても、丁寧に誘うことが良い人間関係づくりでは大切です。
NG例3:自分都合すぎる理由
自分都合の理由をつけて先輩をランチに誘うのは適切とは言えません。
「自分ひとりだと寂しいんで…」
このような後ろ向きな自己都合の理由は、自己中と言う印象を与えかねません。
自己都合であっても、「わからない仕事について〇〇さんに聞きたい」など前向きな都合であれば、相手へ与える印象をガラッと変えることができます。
もし断られたら

もし先輩をランチに誘って断られても落ち込む必要はありません。
断られることは珍しくありません。
予定が合わない、体調が悪い、気分が乗らない…理由は様々ですが、気にしすぎずに、次の機会を待つことが大切です。
もし誘いを断られた時は
・「また別の機会にお願いできれば嬉しいです!」
・「お忙しい中すみませんでした。お気遣いいただきありがとうございます!」
このような印象の良い受け身の答えをすると、相手に悪い印象は与えません。
また、断られても笑顔で対応することで、先輩にも好印象を残します。
ただ、あからさまに嫌な顔をされたら、まずは先輩以外の上司などから情報を得るために上司とコミュニケーションをとると言う方法もあります。
外堀から埋める戦法です。
もし奢ってもらったら

もし先輩とランチに行けることになり、先輩がランチを奢ってくれたなら、素直に感謝の気持ちを伝えることが何よりも大切です。
・「本日はごちそうさまでした!ありがとうございました!」
・「次回はぜひ自分に払わせてください!」
このように、お礼や次回もあるというような言葉を伝えることで先輩も喜ぶでしょう。
また、仕事終わりに社内チャットやメールなどで、もう一度一言お礼を伝えることも、特に関係性初期の頃は、先輩に良い印象を与えることができます。
また、社内チャットやメールで一言フォローを入れるのも好印象です。
これらの、気持ちが籠ったお礼は、信頼関係を深める第一歩ともいえます。
それでも誘うのが心理的に厳しいなら
これまで紹介したランチの誘い方を見ても心理的に厳しいと感じた方は、無理に先輩とランチをする必要はありません。
先輩とランチへいくことは、コミュニケーションをすることができるタイミングであり、人間関係を良好にすることができるキッカケの一つではありますが、決して、”一緒にランチへ行く”ことだけが人間関係を深めるチャンスなわけではありません。
他の方法で先輩と仲良くなるためにコミュニケーション方法を考えることも大切です。
また、「一対一で誘うのがハードル高い」という人は、一対一ではなく、数人に声をかけてランチをすることも良い方法です。
数人いることで「ご一緒にいかがですか?」と誘いやすくもなります。
まとめ
今回は、「後輩が先輩をランチに誘う方法」について紹介していきました。
後輩から先輩をランチに誘うことは、全然よく、むしろ積極的に関係を深める良い機会といえます。
まとめにはなりますが、以下のポイントをふまえて先輩をランチに誘ってみてください。
・言い方に気をつける
・タイミングに気をつける
・相手を配慮した言葉を使う
・奢ってもらったら感謝を忘れない
これらを意識するだけで、ランチを誘うことに繋がりますし、自然な人間関係が作られることにも繋がります。
最初は緊張するかもしれませんが、まずは勇気を出して一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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